第46週の備忘録:数年ぶりの眼科。

11月10日(日)。またしても夜更かししてしまった自己嫌悪に、【ピッコマ】も削除しました。読んだら消すマンガアプリの中で、唯一残しがちなサービスだったんですが、webで見れるんだからガマン……!と自分に言い聞かせています。誘惑に勝てる人間になりたい。ちまちまと広告付きでマンガを読むから、活字を手に取る時間が減るんですよね(>△<)アーン

大量に作って冷凍保存した発酵あんこを溶いてお餅を焼いて、ぜんざいを食べました。自然な甘さにほっこり。

実は糖質は高いんですがね……。

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11月11日(月)。父が掘ってきた大量のさつまいもがイマイチなので、塩水に半日浸けて、アルミホイルを巻いてグリル焼き。しっとりほっくり食感にはなったものの、甘みはあまり増してない……。やはりシルクスイートのようにはいかないものか(´・ω・`)ウーン

後日、さつまいものケーキを作りました。

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11月12日(火)に、カフェで飲んだ紫いもラテ。熱々の温度で提供された瞬間は100点だったのに、肝心の味がイマイチ。お芋感がない(+д+)ザンネン

色も薄い。

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11月13日(水)。作り置きおかずを10品作成。キムチチヂミにチーズを入れたらワンランク上の味になりました。大根餅に豚バラ肉を混ぜたらこれまた美味しい。脂質の高い食材の凄みを感じます。いや鶏むね肉だって調理次第でいくらでも美味しくry

大学いもはコゲました。

会話の合間にふと母の老いを感じて、焦っても仕方がないのに仕事中もぐるぐると考え込んでしまった日でした。親の年齢って意識から抜け出ることが多くて、いや認識している部分も勿論あるんですが、ずっと変わらずそこにいる存在と思いがちというか。あと何年、旅行に出かけられるほど動けるかとか、今と変わらず元気に過ごせるかとか、そんなことが思い浮かんでは消えていきます。

父親に関しては昔も今も、同じ家に暮らしていても自分勝手な人なので、金銭的なこと以外は居ても居なくても同じというか、むしろ存在がストレスというか、個人的にしたいことがありません。我が父ながら、家庭を持つべき人間ではなかったとつくづく思います。母に関しては真逆で、自分のこれまでの人生はこのひとに支えられてきたといっても過言ではなく。いつまでも健康に長生きしてほしいけれど、あと10〜20年と想定して、自分になにが出来るだろうと考える次第です(´-ω-`)ウーム

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11月14日(木)。職場の健康診断での視力低下が気になって、数年ぶりに眼科へ行きました。受付でマイナカードによる認証を促され、つい了承してしまったことにぐぬぬ。たまーに飛蚊症?っぽい症状が出ることを伝えたら、瞳の奥まで調べるための散瞳(さんどう)検査用の目薬を点眼されました。その影響で近いところが見えない、スマホの字がボヤける、本も読めません。眼科を出たあとも数時間は不自由で、自分が普段いかに目に頼った過ごし方をしているのか実感します。

眼科の先生はめちゃめちゃ丁寧な診察で、なにか異常があるのか!?と内心不安に駆られましたが、結果はすべて正常でした。ドライアイ用の目薬を処方されて終了。定期検査はどれくらいの頻度がいいですか?と質問したところ「これといって問題がないので、2年に1回で大丈夫ですよ」と教えてくれました。院内モニターで流れていた《ホットアイマスクは一回5分・朝晩2回を習慣にすると良い》との知識を得て帰宅しました(*´∀`*)ホッ

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11月15日(金)。クローネンバーグ監督マラソン継続中。自宅で『裸のランチ』鑑賞。

1991年/イギリス・カナダ/115分

去年の7月に4Kリバイバル上映を観て、面白くないわけじゃないが、話はさっぱり分からない……というのが素直な感想でした。再鑑賞すればもう少し理解が深まるのでは?と期待しましたが、今回も似たような結果です。ここはやはりウィリアム・バロウズの原作を読むべきか。作者本人すら読めねぇと匙を投げた奇書らしいですが(°∀°)マジデ?

昆虫+タイプライター。羽の後ろの肛門で喋ります。

マグワンプにバグライターのクラーク・ノヴァなど愉快な友人が登場するので、退屈する映画ではないのです。マスクもせずに害虫駆除の薬を散布する冒頭からして、どこまでが現実でどこまでが妄想なのかも分からない作品に目くじらを立てるのが野暮ってものです。しかし一度目はうっかり過失、二度目は作家の証明として殺される妻のジョーンを、主人公はなんだと思ってるんだとつっこみたい気持ちはあります。男娼のキキも可哀想。『JAWS』の警察署長こと俳優ロイ・シャイダーが「ベンウェーイ!!」と飛び出す姿は、楽しそうでなによりだと思いました。

隣の席のマグワンプさん。

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11月16日(土)。続いて『エム・バタフライ』を自宅鑑賞。

1993年/アメリカ/101分

時佩璞(じ・はいはく)事件。京劇の女形俳優が性別を偽ってフランス外交官に近づき、スパイ行為が明らかになるまで、外交官は自分の恋人が男性だと気づかなかったという実話をもとにした本作。これまでのフィルモグラフィで一番意外な作品でした。話の内容もさることながら、中国・北京が舞台の映画をクローネンバーグが撮るとは思わなんだ。公開当時はソン・リリンを演じた俳優ジョン・ローンが、女性に見えないとして評判が悪かったそうです。確かに主人公役のジェレミー・アイアンズと絡むと女性の骨格じゃないと分かります。でもそれ以外のシーンはわりと女に見えry

二人の顛末は思いがけず、自分が架空のキャラクターに対してよく考えることに通ずるものがありました。男性作家が描く女性は、実際の女性ではない。あるいは女性作家が描く男性は、実際の男性ではない。創作物であるからこそ作者の頭の中の理想像であっていいし、それが当然だとも思います。しかし同時に作者はフィクションだと自覚していても読者には伝わらず、男って/女ってそういうものなんだと思い込む、現実への影響力を想像します。愛していたのは男が創り上げた理想の女であって、目の前の人間ではなかった。主人公ルネの欲望を完全に把握し、具現化してみせたソン。彼が演じた《蝶々夫人》は確かに彼の一部であったのに、本当の姿を露わにした途端すべてを拒絶されてしまう。

最後はルネ自身が《蝶々夫人》になる展開にはびっくりしましたが、「東洋の女が白人の男によって身を滅ぼすから美しい。金髪娘が日本の小男に惚れたなら、愚かな女だと言ってバカにする」というソンの皮肉通りの結末です。タイトルのMはマダムではなくムッシュ、ソンではなくルネだったのかと気づいてジーンとしました(;ω;)ウルウル

バイクに乗ったジェレミー・アイアンズかっこよすぎる。

話変わって、夕食に作った《しらすと塩昆布の炊き込みご飯》が美味しかったです(*¯ч¯*)モグモグ

豚汁とおかずで野菜たっぷり。