第10週の備忘録:春のサイクリング。

3月2日(日)。作り置きおかずを15品作成しました。先週月曜に作った22品は5日間でほぼ食べきってしまい、一週間保たないんかい、と予想外の結果に。あまり古いおかずを食べるのもアレなんで構わないんですが、15品でも20品でも消費スピードがさほど変わらないのはなぜ(-△-)?

トマトカレー、大根の煮物、クラムチャウダーなど。

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3月3日(月)。数日前の春めいた気温が嘘のように、冷たい雨が降って雪に変わった日。米国映画アカデミー賞の生中継を流し見つつ、【テレビブロス】の柳下毅一郎氏×渡辺麻紀さんの実況を聞いていました。今年はWOWOWに加入しなくてもNHK BSで本編を見れるのが有り難い。正直、同時通訳は不要でしたが(°∀°)ホホホ

もはや授賞式よりこの配信が楽しい。

ノミネート作品の大半が未鑑賞だったり、日本劇場未公開なのはいつものこと。せめて作品賞ほか5部門を受賞した『ANORA アノーラ』だけでも観ておけばよかったのかもしれません。個人的に主演女優賞はホラー映画『サブスタンス』のデミ・ムーア、主演男優賞はトランプこと『アプレンティス』のセバスチャン・スタンにあげてほしかったなぁ(-ε´-。)チッ

ハイライトは『ノー・アザー・ランド 故郷は他にない』の長編ドキュメンタリー賞受賞でしょうか。去年の『関心領域』の監督スピーチに対するブーイングから一年、ハリウッドが変わり始めた兆しを感じます。パフォーマンスは『007(ジェームズ・ボンド)』の主題歌トリビュートに、韓国アイドルグループ【BLACKPINK】のリサが出ていて驚きました。

冷凍の【芽吹き屋】のさくら団子でひな祭り。

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3月4日(火)。この日も雨で、母に車で迎えに来てもらった帰り道。原材料はカカオと砂糖のみという、こだわりのチョコレート専門店でホットチョコレートを飲みました。種類は産地で分かれていて、自分は《ドミニカ》、母は《マダガスカル》を注文。火傷しそうな熱さでじんわりと口に広がる芳醇な味。ドミニカは濃厚かつ若干のエグみがあり、マダガスカルはフルーティーで甘さが強かったです。お店は狭くてくつろげるスペースがないのが残念(´・ω・`)ショボン

カカオ100%で一杯750円。

最近、成分表示の【名称】に《チョコレート》または《準チョコレート》と表示されている商品はチョコレートだけど、《菓子》と表示されているものはチョコレートじゃないと知って、少しショックを受けました。【無印良品】の冬の人気商品《カカオトリュフ》はココアを植物油脂などで練ったものだそう。美味しいと思っていたので、余計に騙された感があります。お菓子であっても原材料を確認するのは大事(`-ω-´)キリッ

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3月5日(水)。デヴィッド・リンチ監督マラソン4本目、『ブルーベルベッド』を再鑑賞。

1986年/アメリカ/121分

父親が急病で倒れたため、田舎町ランバートンの実家に帰ってきた大学生のジェフリーは、病院からの帰り道で切断された人間の片耳を発見する。父の友人であるウィリアムズ刑事のもとへ届けると「この件には深入りしないように」と忠告されるが、刑事の娘であるサンディからは「キャバレーの女性歌手ドロシーが関わっているらしい」との情報を得る。好奇心に駆られるまま、ドロシーの留守を狙って彼女のアパートの部屋に無断で忍び込むが……。

【BLACK HOLE】の高橋ヨシキさんが「自分の人生を変えた一本」と語る本作。数年前に観たときは、ノワールとして魅力的だけど話が微妙に入ってこない、といった印象でした。おもに悪役フランク・ブースの行動原理が推察できない、フランクの仲間がどんな悪党なのかハッキリしない点が要因かなと思います。ドロシーの夫と子どもを誘拐して彼女を奴隷にしている時点で、十分に悪行ではありますが。被害者であるドロシーがマゾヒスティックなので、余計に混乱してしまいました。サスペンスとして簡単に腑に落としてくれないのは、リンチが謎を紐解くことには興味がないからかもしれません。

ドロシー役のイザベラ・ロッセリーニ(イングリッド・バーグマンの娘)は、撮影中にリンチと恋仲に。

澄んだ青空と真っ赤な薔薇、美しい庭の下で蠢く虫の群れ、草原に捨てられた切断された耳。全裸で家の前に現れるドロシーに、サンディ役のローラ・ダーンの歪んだ表情。フランシス・ベーコンの絵のような部屋、そして死体。一度見たら忘れられない強烈なイメージの数々。

純粋無垢な若者のようでありながら、ジェフリーもサンディも二股かけているんだよなぁとか、未熟なヒーローかつ探偵であるジェフリーのやることが偽装、窃盗、不法侵入、覗きな点など、いろんな意味で挑発的です。アルフレッド・ヒッチコック監督の『裏窓』と同様、映画ファンの潜在的な欲望、根本的な構造は〝覗き魔である〟と突きつけてくるところも刺さります((;゚Д゚))アワワ

カイル・マクラクランの美貌とフォーマルな服装に、余計に頭がバグる。
「アメリカの分裂症についての映画」とフランク役のデニス・ホッパーは語る。

つらすぎた前作『DUNE/砂の惑星』と打って変わって、本作の撮影中のリンチは毎日が楽しくて仕方なかったそうです。ピンクの自転車で現場を走り回り、ポケットにはピーナツ入りのM&Mチョコレート。スピルバーグ監督作『フェイブルマンズ』への出演条件が「チートスのBIGサイズを控え室に用意すること」だったことといい、可愛いしめっちゃアメリカンだしギャップ萌えがすぎる(*´∀`*)ウフフ

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3月6日(木)。むしゃくしゃしていて、なんとなく《白玉クリームあんみつ》が食べたくなり、ガストに行きました。しかし思っていたより作業も読書もはかどらず、気分転換になるはずが効果がない、そんな自分にさらにイライラしてしまった(・m・*)ムカムカ

店内は半額祭で賑わっていました。

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3月7日(金)。今週は特別な理由もないのにストレスを感じることが多くて、数日ぶりに朝から晴天だったこともあり、今年はじめてのサイクリングに出かけました。風は冷たいですが日差しは温かく、いつも自然と俯いて歩いていることが多い自分は、川辺の開放感に癒しを感じると同時に孤独感や物悲しさがよぎったりもします。

広い視界の気持ちよさ。
早咲きの品種【河津(かわづ)桜】が咲いていました。

一緒に食べようとしていた母には悪いですが、先月ありつけなかった平日限定モーニングセットを昼食代わりに食べました。トーストとサラダとスクランブルエッグというあまりボリュームのないシンプルな内容ですが、サラダの野菜は採れたて新鮮、ハムはしょっぱさのない上質なお肉の柔らかさ、濃厚なピーナツクリームをこれでもかとたっぷり塗って食べるトーストのリッチさに満足です(。・ω・。)ホクホク

ドリンク付きで750円。

ミニピーナツソフトクリーム150円もデザートに頂いて、まったりした時間を過ごしました。ユンギの誕生日が明後日なので悩んだんですが、帰りに少し足を伸ばして、気になっていた洋菓子屋さんまで自転車を走らせました。昭和な雰囲気のお店は引き戸のドアが開くとすぐ目の前にショーケースという素っ気なさ、肉屋のような造りで最高です(・∀・)bグッ

カットケーキのサイズが大きめなのも好印象。

年季が入っていても明るく清潔な店内、手頃な価格の丁寧なケーキ、店員さんの力の抜けた接客もいかにも町のケーキ屋さんといった感じで、ほっこりした気持ちになりました。午後から風が強くなり、橋を渡るときに横転しそうになったので川辺を走ることは諦めて、街中を通って帰宅。走行中はずっとケーキが心配でしたが、多少傾いただけで崩れてはいませんでした。でもやっぱり自転車で持ち帰るのは無謀だったかも(°▽°)エヘ

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3月8日(土)。昨日のサイクリングがメンタルによかったのか、穏やかな気持ちで料理を頑張りました。ここのところ高くて買えなかったピーマンとなすを焼いて、不揃いなしいたけで《しいたけバーグ》がたくさん出来て、達成感(*´꒳`*)ムフー

作り置きおかず19品。

お茶の時間に、昨日購入した《サバラン》と《はしっこ弁当》を母と頂きました。サバランはふわふわのブリオッシュに、ブランデーとラム酒のシロップが染みたジューシーな一品。ただアルコール自体は強くないので少し物足りず、昭和スタイルの町のケーキ屋さんには望めない好みでしょうが、もっと大人な味が食べたいねという感想に。《はしっこ弁当》はその名のとおり、いろんなケーキの切り落としを詰めてクリームを乗せた、イギリスのデザート【トライフル】のような商品。素朴なスポンジ生地とクリームの美味しさを楽しみました(*¯ч¯*)モグモグ

サバラン380円、はしっこ弁当600円。