第7週の備忘録:『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニュー・ワールド』。

2月9日(日)。スーパーで鯛のアラが安かったので、はじめて《あら汁》を作りました。アラを洗ってコトコト煮込んで、生姜と味噌で味付けするだけ。下処理が大変と思いきや、30分くらい煮ると不思議と魚の生臭さは消えていくそうです。災害用の古い灯油を使い切るためにストーブを出したので、今だけガス代を気にせず煮込み料理ができるのが嬉しい。お魚の出汁が溶けた旨味たっぷりのお味噌汁が出来ました。出勤時間が迫っていて画像撮るのは忘れましたが、また作ろう(*´꒳`*)ムフー

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2月10日(月)。デヴィッド・リンチ監督マラソンを始めましたが、クローネンバーグ監督のインタビュー本がようやく図書館で借りられたので、外で読書。のはずが一年ぶりに入ったおしゃれカフェは、珈琲をカップに6分目しか淹れてくれず、店員さんとお客さんがずっと真横で会話していて、イヤホンで耳を塞いでも本に集中できませんでした。ドーナツも珈琲も美味しいんですが、もう行かない(;ω;)シクシク

まだ口をつけていないのに減っているマグカップ。

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2月11日(火)。一昨年の話題作、ストップモーション・アニメ『オオカミの家』を遅ればせながら劇場鑑賞。

2018年/チリ/74分

美しい山に囲まれたチリ南部。あるドイツ人集落から逃げ出した少女マリアは、森の中の一軒家にペドロとアナと名づけた2匹の子ブタと住み始める。ようやく手に入れた平穏な暮らしだが、マリアは自分を探すオオカミの声が頭から離れない。やがて行き詰まる生活に、安全だったはずの家もまた悪夢と化す。

チリの2人組監督、クリストバル・レオン&ホアキン・コシーニャの初長編作品。美術館に実寸大のセットを組んで、制作過程を一般公開しながら完成させた、【インスタレーション・アート】であり実験映画。二次元と三次元を行き来しながら流動的に変化し続けるアニメーションはもちろん、チリに実在したカルトコミューン【コロニア・ディグニダ】に着想を得ていることでも注目されました。

不気味で禍々しい映像なのは確かですが、特殊効果の巨匠フィル・ティペット監督の作品『MADGOD』のような直接的なゴア描写はないので、目を背けるほどではないと思います。むしろ全編ワンカットでカメラが止まることはなく、空間もまた変容し続けるため、家の中の閉塞感に息が詰まりました。映像の情報量と密度に、脳が処理しきれなくて飽和状態になるのか、瞬間的に睡魔に襲われることも∑(゚Д゚)ハッ

ペドロとアナをブタと言っている時点で、マリアはすり込まれた価値観から逃れられず、虐待の連鎖も断ち切れない。自ら《洗脳と拷問の楽園》に戻ることを望む、支配と搾取を受け入れてしまう結末には言葉が出ませんでした。【コロニア・ディグニダ(尊厳のコロニー)】の創始者であり、チリに逃れたナチスの残党、児童性虐待者のパウル・シェーファー。奴をイメージしたと思われるマリアを繰り返し呼ぶ猫撫で声が、最後に観客に向ける「お前も世話してやろうか」という台詞は、しばらく頭から離れなさそうです( ꒪⌓꒪Ⅲ)ピエン

祝日だからかレイトショーでもお客さんは多め。

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2月12日(水)。父が「ピザ食べたい」と言ったらしく、母も珍しく在宅だったので、突発的にランチに出かけました。マルゲリータとジェノベーゼのピザに、パスタのアマトリチャーナ、サラダにスープにドリンクバーがついて、追加注文を含めても1人あたり千円ちょっと。もはやファミレスはファストフードより安いです。父はとにかく落ち着きがない人なので、食事が早く提供されるのも有り難い(°∀°)ホホホ

自分はピザより生パスタが美味しかったです。

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2月13日(木)。すぐ食べ物ブログ化するので作り置きおかず画像を控えていたんですが、こんなに頑張っているとやっぱり上げたくなりますね(。・ω・。)エヘ

《仙台麩の卵とじ》が我ながら美味しい。

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2月14日(金)。スターウォーズ同様、マーベル・シネマティック・ユニバース(MCU)からもだいぶ心は遠ざかりましたが、それでも楽しみにしていた『キャプテン・アメリカ:ブレイブ・ニューワールド』を朝イチ鑑賞!

2025年/アメリカ/118分

MCUの中心的ヒーロー『キャプテン・アメリカ』シリーズ第4段。《初代キャプテン・アメリカ》スティーブ・ロジャースに〝正義の象徴〟でもある盾を託された《ファルコン》こと《二代目キャプテン・アメリカ》サム・ウィルソン。アメリカ大統領にまで上り詰めた“サンダーボルト”ロス将軍は、かつてソコヴィア協定などで対立関係にあったサムに、アベンジャーズの再結成を打診する。その矢先、国際会議が行われているホワイトハウス内でテロ事件が発生し……。

感動的なドラマやシーンもありますが、映画全体を通すと微妙だなぁというのが正直な感想です。特にサスペンス部分があまりに段取りくさい。Disney+ドラマ『ファルコン&ウィンター・ソルジャー』からの流れに加えて、2008年の『インクレディブル・ハルク』の記憶を掘り起こすことになるとは思いませんでした。エリザベス・ロスは頭に浮かんでも、Mr.ブルーことスターンズ博士、《アボミネーション》ことエミル・ブロンスキーを思い出せとは無茶振りすぎる(`Δ´;)ンモウ!

『インクレディブル・ハルク』自体はわりと好きだった印象。

ディズニーにはダースベイダーになっても父を信じ続けたルーク・スカイウォーカーを忘れた前科があるので、サムがスティーブの愛したサムのままだったことに心からホッとしました。病室でバッキーと語り合うシーンには泣きましたよ自分キャップ厨なので。人選ミスだと溢しながらも二代目の重圧から逃げないサムは、バッキーの言葉どおり《超人血清》を打っていないただの人間だからこそ人々の目標になれるし、新しい相棒のホアキンが《ファルコン》について話すシーンは、サム・ウィルソン自身が間違いなくヒーローであることを証明しています。長い眠りから覚めて現代にやってきたスティーブ・ロジャースが、唯一自分から近づいていった相手。サムはそういう尊い人です。

パワーアップした飛行能力と格闘技と盾がMIXされたアクションも楽しく、キャップの盾も扱うレッドウィングはさらに優秀な子で可愛いし、《ブラック・キャプテン・アメリカ》ことイザイアの再登場も嬉しかったです。サムとすっかり仲よくなってて嬉しい。セレスティアルズことティアマットさんが島扱いされているのには笑いました。

戦闘の最中に起きたら面白かったのに。

死にかけてるのか元気なのか分からない《レッドハルク》ことロス将軍などツッコミどころは山ほどありますが、一番ノイズになったのは、現実の日本はアメリカ大統領と駆け引きしないし米軍とも戦わないということです。場所がインド洋なのになんで日米主導で例の条約が進んでいるのか疑問なんですが、もしやドラマ『SHOGUN 将軍』大ヒットの影響?

次の『サンダーボルツ』も『ファンタスティック・フォー』も走って観にいこう。

映画のあとはバレンタイン当日なので、自分用チョコに【ホテルショコラ】のホットドリンクで休憩しました。朝は〝友チョコどうぞ〟のメモと一緒に、母からチョコを貰いました。

リア友らしき人はかろうじていますが、姉を介した友人であって、自分の友人ではない気がして、学校に行かなくなった時点で自分は、友達いない歴=年齢の人間と思ってきました。しかし母は母であると同時に、確かに友人でもあるように思えたので、母が一番の友達でもいいのかなと。そんなわけで2025年のバレンタイン、はじめてリア友ができました(。・ω・ノノ゙パチパチ

《ショコラドリンク》ラージサイズ700円。

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2月15日(土)。ムカつくので詳しくは書きませんが、久しぶりに仕事でブチ切れそうになった日( º言º)ゴゴゴゴゴ

今シーズンはじめてのおでん。