1月26日(日)。どうでもいい話で恐縮ですが、タイマーで時間を設定してもやる気が出ない、カウントダウンに焦りと窮屈さを感じるだけなのに、ストップウォッチで何分かかるか測ると燃える、そんな自分に気づきました。つくづくマルチタスクは出来ない、一点集中型の人間のようです。
韓国の伝統菓子【薬果(ヤッカ)】が好きです。小麦粉にシナモンや蜂蜜を混ぜた生地を油で揚げて、そのあとシロップに漬け込むらしい。いつか自分でも作れるかしら。姉が珍しいフレーバーの薬果をくれました(*¯ч¯*)モグモグ

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1月27日(月)。二週間前の献血結果がハガキで届きました。すべて正常値でしたいえーい(o^-‘)bグッ
1月の家計簿が予算内だった自分へのご褒美に、新しいピアスを購入。地味なデザインですが、マットな質感のシルバーが気に入っています。アクセサリーはコスパがいいと思います。服と違って簡単に汚れたり傷んだりしないし、デザインに飽きたり無くさないかぎり長く楽しめる。人にプレゼントして相手が身に着けているのを見ると、贈った自分も嬉しくなります(*´꒳`*)ムフー

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1月28日(火)。アリ・アッバシ監督長編2作目『ボーダー 二つの世界』を自宅鑑賞。

北欧の国境フェリーの税関職員として働くティーナは、違法品を持ち込む人間を嗅ぎ分ける、特殊な嗅覚の持ち主。醜い容姿と他人と違う性質から孤独感を抱えていたが、ある日の勤務中、自分と似た容姿と特徴を持つ、怪しい旅行者ヴォーレと出会う。本能的になにかを感じたティーナは、持ち家の離れを宿泊先として提供。次第にヴォーレに惹かれていくが……。
主人公の正体をメタファーとして考えることもできますが、自分は見てそのままのおとぎ話の存在とリアルな犯罪が絡み合う、絶妙なバランスの世界観に一番の魅力を感じました。ティーナ個人の話と児童ポルノ事件が繋がる脚本は見事だし、俳優の演技はもちろん、特殊メイクと体型作りによる実在感も素晴らしい。
自分の能力を活かして働くティーナはかっこよく、人といるといつも居心地悪そうな感じには親近感を覚えます。昆虫食を勧められて「ダメ」「みんながそう決めたから」と答えるいじましさ、キツネやトナカイと仲良しだったり、雷が怖いところは可愛い。犬と相容れないのは犬が人工物だからでしょうか。全裸で湖を泳いで子どものように森を走る二人の、抑圧からの解放。生の歓び。台詞からヴォーレの生殖器は女性器、ティーナの生殖器は男性器ってことなんでしょうが、肝心な部分にボカシが入っていて分かりませんでした。またかよ。ヴォーレが産む未受精卵の《ヒイシット》も可愛かったです。
ローランドを追い出してヴォーレとの生活を謳歌するはずが、倫理観ゆえにある決断をしたティーナが、ただ孤独に終わるだけの結末じゃなくて本当によかった。ギレルモ・デル・トロ監督がこの映画を観たら泣いちゃうんじゃない?と思ったら案の定、予告でコメント出していて笑いました(*^^*)ニコニコ

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1月29日(水)。昨日今日明日の3日間、韓国や中国は旧正月(ソルラル)です。ほぼ食方面になりますがソルラルっぽいことがしてみたくて、東京に出かけました。朝の電車の淀んだ空気に怯みつつ、【四ツ谷】で下車。台湾の朝食と胡椒餅が食べられる【四ツ谷一餅堂】に向かいます。

台湾の豆乳スープこと《鹹豆漿(シェントウジャン)》550円を頂きました。辣油を付けなかったせいかとても優しい味。少し物足りなくて朝食揚げパンこと《油条(ユジョウ)》を追加しようか迷いましたが、このあとも予定があるので我慢。11時15分から購入可能な胡椒餅と花生餅をテイクアウトして、歩いて【駐日韓国文化院】に向かいます(((* ॑꒳ ॑*)))テクテク


様々な公演や美術展示、韓国語講座や文化体験が出来る施設です。このとき1階のギャラリーでは《東アジア国際展覧会 in TOKYO 2024-2025》という、韓国・中国・日本の伝統工芸作家の作品が無料公開中でした。写真も自由に撮っていいそうです。自分は絵が好きですが、工芸品も見ていて楽しい。特にデザインも美しい色鮮やかな染め物が多くて、うっとりしました。

6階の《韓流エンタメショールーム》は前に見たからいいやとスルーして、4階の《舍廊房(サランバン)》と《ハヌル庭園》へ。〝ハヌル〟とは韓国語で「空」のこと。周囲がビルなのが残念ですが、本当に見晴らしのいい屋外庭園です。《サランバン》は朝鮮時代の男性の居間。書斎や応接間としてお客様をもてなすために使われた部屋で、自由に上がることができます。貸し切り状態で誰も見ていないのをいいことに、SHOOKY(シュキ)ちゃんを被写体に30分くらい遊びました(後日、公式HPでカメラ録画されていることを知る)。



3階の《図書映像資料室》は本の閲覧はもちろん、登録すれば誰でも2冊・二週間まで貸出可能だそうです。近隣住民羨ましすぎる。映像資料は貸出不可ですが、資料室での視聴はOK。一昨年のカンヌ受賞作『別れる決心』は当然としても、『寵愛』なんて古い18禁映画も置いてあって驚きました。『シュリ』や『JSA』『ペパーミント・キャンディー』など最初に韓国映画にハマった時期にレンタルDVDで観た記憶がありますが、内容は思い出せません。児童コーナーも充実していて、絵本はハングルが読めなくてもなんとなく内容が分かって楽しいです(。・ω・。)ホクホク

この日はひとりなので電車代をケチry運動を兼ねて歩くと決めていたので、徒歩で【新大久保】を目指します。Googleマップを片手に《東京医大通り》を進んでいたら、ハッと気づきました。脇道に入ってビルの表札を探すと、あった!【BLACK HOLE】!!毎週金曜20時はここから配信してるんですね(*´∀`*)キャッキャッ

旧正月なので【トックク(韓国雑煮)】が食べたくて、《餅餃子スープ》がある【でりかおんどる 本店】に入ります。【駐日韓国文化院】から歩いて40分、寄り道を含めるとお昼をだいぶ過ぎていて、お腹ペッコペコでした。が、30分後にはお腹パンパンになりました。思えば韓国料理屋に1人で入ったことはなく、韓国料理の一皿は一人前じゃないことを失念していました。おまけに【パンチャン(ご飯のおかず)】と呼ぶ常備菜の小皿を6種類も並べてくれるのです。餃子とトック(餅)だけでも十分なのに、牛肉に韓国海苔に卵と野菜も入ったスープは最高で、ナムルもキムチも柚子れんこんも、パンチャン全部が美味しくて、これで880円。なんてお得。なんて健康的。嬉しい悲鳴を上げながら完食しました(ㆁωㆁ*)キリッ

昼食後は新大久保を散策しました。コリアンスーパーの【韓国市場】に【ソウル市場】に【チョンガーネ】、アクセサリー屋さんに雑貨屋さん、もちろんアイドルショップも覗きます。買い物はしませんでしたが見ているだけで楽しい。誘惑の塊のような街に負けない自分を褒めたい。お値段は割高ですが、韓国雑貨なら【FRIENDS STORE】が好きです。ワッペンワークとヌビバッグが人気な【BOM CAFE TOKYO】に初入店。ぬいぐるみ用のビーニーとマフラーが売っていて、友人お手製のユンギぬいも連れてくればよかったと後悔しました(;∀;)ブワッ
旧正月グルメとして月餅が買いたくて、【華僑服務社】というアジア食品店に行きました。種類がいくつかあり、原材料を見て美味しそうな商品を2つ購入。自分もお菓子作りに使う天然甘味料のラカンカが精製されていない、実のままで置いてあったのにはビックリしました。どう使うんだろう(-◇-)?

新大久保の街は、グループとしての活動休止状態が長いにもかかわらず、BTSの曲がよく流れていました。12月30日生まれ、ひと月が経ったのにいまだにV(ヴィ)のお誕生日仕様になっているディスプレイに笑います。J-HOPE(ジェイホープ)の誕生日までこのままなのかな。BTSショップこと【Magic Shop 1号店】は、プレハブ小屋から少し立派な造りに建て替えられていました。
一方で大通りにあった古い書店が無くなっていたのは、なんだか悲しかったです。韓国ドーナツ屋さんはあきらかに増えていて、商品の値段とハイカロリーな見た目にたじろぎます。グリークヨーグルトのテイクアウト店や、韓国ドラマ『イカゲーム』に出てくる遊びが出来るというお店もありました。

お手洗いに行きたくなって、唯一しのくぼで落ち着ける場所だと思っている【韓流茶房】でお茶することも考えましたが、お腹が空いていないのはもったいないと、徒歩20分かけて高田馬場駅前の【BIG BOX】を目指しました。姉からお茶に誘われているので、早稲田方面に向かってさらに歩きます。待ち合わせの予定が、なんとなく会社を訪ねる流れになりました( ̄▽ ̄;)ハハハ
早稲田駅近くの【喫茶店GOTO】は、手作りケーキが美味しいと評判で楽しみにしていたんですが、閉店間近だったためか品切れでした。残念に思いつつ、フードロスがないのはよいことです。シナモンミルクティーがとても美味しかったので小腹は満たされました。

姉とは最近しょっちゅう会ってる気がするのにお茶したいと言うので、なにか改まった話があるのかと構えていたら、現在公開中の『劇映画 孤独のグルメ』についてのプレゼンを受けました。うーん、サブスクにきたら自分も観る、のかなぁ?(=ω=)ゴニョゴニョ
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1月30日(木)。昨日の購入品を、母と一緒に楽しみました。【四ツ谷一餅堂】の《胡椒餅》520円は、指示書どおりに電子レンジで温めて、トースターで表面をカリッとさせて、半分こ。スパイシーなお肉がぎゅっと詰まっていて美味しいですが、出来立て熱々に勝るものはなかったであろう、次回はその場で頂きたいと思います(`‐ω‐´)ウム

【華僑服務社】で買った月餅は、どちらもお得な一袋4個入り。ピーナツ、かぼちゃの種、白ごま、蜂蜜、干し葡萄、クコの実と、ここまでの原材料は同じですが、《大榛子月餅(ヘーゼルナッツ)》はヘーゼルナッツ、白インゲン豆、黒ごま、クランベリーが入っていて、《伍仁月餅(5種類のナッツ)》はくるみ、アーモンド、ひまわりの種、薔薇のジャムが入っています。どちらも濃厚で濃いめのお茶、というかもう珈琲が合います。白砂糖は体に悪いですが、菓子パンに比べれば添加物は少ないです。ただし1個あたり400kcalには震えました((;゚Д゚))アババババ

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1月31日(金)。韓国映画『マルモイ ことばあつめ』を自宅鑑賞。
1940年代の京城(現ソウル)。実際に起きた【朝鮮語学会事件】をもとに、日本統治下の言語統制によって失われゆく母語を守るために、朝鮮語の辞書を作ろうと奮闘した人々の姿を描く。『タクシー運転手』の脚本家であるオム・ユナ初監督作品。
正直135分は長くてテンポがゆるいと感じつつ、良き映画でした。ハングルを読むことも書くこともできなかった主人公パンスが店の張り紙、街の看板などを読み歩き、『運のいい日』という物語を一晩かけて読んで涙を零す。いくつになっても学ぶことは楽しく、これまで見ていた風景が一変する、世界が広がる瞬間というのは心踊るものです。演じている俳優がユ・ヘジンなので、なおさらニコニコしてしまいました。パンスが『ワイルドバンチ』歩きで自分のムショ仲間を連れてくるところもベタですが(・∀・)bオケ
京城の街並みが綺麗すぎて違和感を覚える一方、書店でもある【朝鮮語学会】の美術が素晴らしいです。『犯罪都市』1作目の悪役を演じたユン・ゲサンを含め、登場人物は皆いい人なので安心して観られます。もちろん日本人は悪ですが。鑑賞後はホットクが食べたくなりました(°▽°)エヘ
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2月1日(土)。友人(姉の同僚)から《TDU・雫穿大学 絵を見るお茶会》という絵画展に誘われたので、【上野】にお出かけ。会場である【九条館】は【東京国立博物館:平成館】の裏側で行き方が分からず、この日も《ハローキティ展》で大盛況な正門の係員さんに尋ねて、西門から敷地内に入りました。

実際に絵を描かれている学生さんから作品解説を聞きつつ、〝四季〟をテーマにした絵を楽しみました。作者は違えど、展示作品はすべて日本画の画材と技法で描かれているそうです。絵は全部で10点に満たなくてちょっと寂しいかなと思いつつ、ゆっくり堪能しました。『円山公園の夜桜』が好きです。夜闇の中の桜がドームのようで、暗いけれど温かく、厳かなようで賑やかな雰囲気。宇宙空間のようにも見えます。『雪屋根の猫』は可愛い。ネコかわいい。この子に会いたい。


お茶席でお抹茶と和菓子を頂きました。手作りの求肥は柚子の香りが豊かでしっかり甘くて、苦いお茶とよく合います。美味でした(⸝⸝´꒳`⸝⸝)ホワーン

友人も姉もお取り込み中だったので【九条館】をそっと出て、西門の向かい側の【国際子ども図書館】に入りました。入館無料。1階に飲食自由スペースがあるのが有り難く、家から持参した《おにぎらず》を食べました。
幼児から小学生くらいまでの子ども向けの本がある《子どものへや》、さまざまな国や地域の本を紹介する《世界を知るへや》、明治から現代までの日本の子どもの本を展示する《児童書ギャラリー》など、1階から3階をひととおり散策しました。お手頃価格なカフェテリアもあって、大人でも一日中いられる場所です。かつて帝都図書館として建造されたレンガ棟の見所や歴史を紹介してくれる、ガイドツアーに参加してみたい(*°▽°*)ワクワク

母との待ち合わせまでの時間を【JACK IN THE DONUTS】で過ごしました。気になっていた《マラサダ》は、確かにドーナツというより揚げパンで、ふわふわというよりザックリとした食感があってシンプルに美味しかったです。また好きなドーナツが増えてしまった(´Д` )アアン
