第3週の備忘録:はじめての献血。

1月12日(日)。【JACK IN THE DONUTS】のイートインで、今年最初の母とのティータイムを楽しみました。《カヌレドーナツ》は美味しいんですが、そこまでカヌレ生地っぽくはなかったです。ざっくりした固めドーナツが好きな自分は、やはりオールドファッションこそ正義。新商品の《ミルクティーファッション》は紅茶の味も香りもしっかりしていて、とても美味しかったです。ダイエットの敵ですが、ドーナツには幸せの魔法がかかっていることを実感します。次は《マラサダ》というポルトガル発祥でハワイ名物らしい揚げパンを食べてみたい(*´꒳`*)ムフー

珈琲は300円。クセのないすっきりした味。

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1月13日(月)。昼食に母の富山みやげ、さわや食品の《昆布うめパン》を開けました。いわゆるご当地パン、富山県民には馴染み深い食べ物だそうです。三角形のパンが一袋に4個入りで211円。もちもちした米粉の生地に細かい昆布が練り込まれていて、噛んでいると昆布のうま味と梅の酸味を感じます。素朴で美味しかったです(*¯ч¯*)モグモグ

野菜とオムレツを添えて。

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1月14日(火)。夜遅くに仕事から帰ってきて、つい夜更かしリベンジというやつがしたくなったり、休みの日に就寝時間には早いからとスマホに触って、かえって寝るのが遅くなったり、翌日に後悔することをしてしまうときがあるんですが。早く寝たらそのぶん早く起きればいいじゃない、という至極単純なことに気づいたので、もう夜更かしはしません。たぶん。睡眠学者の柳沢正史(やなぎさわまさし)氏が「寝る子どもは育つ。寝る大人は痩せる」って言ってたし(°∀°)シランケド

母の富山みやげその2。《とこなつ》好き。

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1月15日(水)。『どうすればよかったか?』を劇場鑑賞。

2024年/日本/101分

1983年。当時医大生だった8歳年上の姉の様子が突然、おかしくなった。同じく医大で知り合って結婚し、ともに研究医の仕事をしている両親は、なぜか姉を病気だと認ようとせず、医療の受診から遠ざけてしまう。監督・藤野知明(ふじのともあき)氏は、説得を試みても応じない両親、姉の状態に耐えかねて、実家を離れるものの、帰省するたびに自分の家族を記録した。両親と対話を重ね、姉に声をかけ続けるが……。

【山形国際ドキュメンタリー映画祭2023】の話題作。怖いもの見たさに近い感情で劇場に向かいましたが、冒頭で言及されるように本作は【統合失調症】という病気を説明するものでも、原因追究するものでも、家族を告発するものでもありませんでした。監督自身の家族の記録であって、その点がとてもよかったし、ホッとする瞬間やあたたかい気持ちになる場面もあります。だからこそよりつらくて苦しくて、悲しい映画でもありました。

危害を加えられる、殺すしかないのではないか、とまで考えていた監督のお姉さんに対する辛抱強い愛情を思い返すと、どれだけ口惜しいだろうと想像します。北海道大学の農学部を卒業している監督が「自分より優秀」だという「面倒見のいい優しいお姉ちゃん」。監督が語るチャーミングな彼女にようやく出会えたときは感動したのですが、だったらこれまで見てきたものはなんだったのかと、愕然として恐ろしさに震えました。失われた時間は戻らないのに。

仲のよさが伺える可愛い写真。

たくさんの人に観てほしい映画なので、多くは語らないようにしたいと思いますが、本作について病院に行けばよかったとか親が悪いだとかいう感想の人は、あまりにも想像力がない。事象だけなら虐待とネグレクトと軟禁ですが、ここまで家の中だけで娘の面倒を見続けて、ひとつ屋根の下で暮らしていたご両親には、多大なる愛情すら感じます。そもそも何十年もの歳月をたった101分にまとめたもの、監督が実家を離れていた時間だってあります。カメラが回っていないところでなにが起きていたのか、観客には知る由もない。最後の対決もまた、監督が当事者だからできることでしょう。自分はどう考えても機能不全を起こしているのに、正月のおせち料理などの行事はきちんとやろうとしている、なんとか家族のカタチを保とうとしている食卓の雰囲気に、身につまされるような感覚を覚えました(;ω;)ウルウル

劇場内はほぼ満席でした。良きことです。

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1月16日(木)。マラソン完走の〆にもう一度観たくなり、『クライムズ・オブ・ザ・フューチャー』を再鑑賞しました。すっかりクローネンバーグ作品に耐性がついたので退廃的な世界観にも、楽しそうだなぁウキウキしているなぁエロいなぁと、ほっこりした気持ちになれました。身体改造モノなのに悲劇で終わらないし、監督は歳をとって丸くなったのかもしれない(*´∀`*)ウフフ

丸くなってこんな感じになりました。

やはり特筆すべき存在は、挙動不審でモニョモニョしているクリステン・スチュワートでしょうか。「手術は新しいセックスね」と悟ったような台詞に、「見たら分かるだろ」「なにカマトトぶってるんだ」と【BLACK HOLE】内でもつっこまれていましたが本当にそうで、今回は爆笑してしまいました。ニュー・バイスの警官にアート集を触らせないオタクっぷりといい、仕草のひとつひとつが面白すぎて目が離せません。あと『戦慄の絆』でも台詞で出てきた《内なる美コンテスト》は本作でも映像化されませんでしたが、いつになったら開催されるんでしょうか笑

マラソン中はこの動画を繰り返し視聴。

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1月17日(金)。この歳になるまで一度もやったことがなかった、献血に行きました。注射が怖いわけでも、立ちくらみしやすいわけでも、健康診断で引っかかる項目があるわけでもないんですが、鉄分はつねに不足しがちな気がして、血を抜いたことで貧血になったら嫌だなぁと、ずっと敬遠していました。しかしそんなことをいってたら一生献血しないのでは?と気がついて試した結果、採血直後も翌日も体調を崩すことはありませんでした。ただの杞憂だった(°▽°)テヘ

友達と一緒に来る学生が多く、年配の方もちらほら。

初回なので書類を書いたり、説明を受けたりする時間が長かったです。人にもよりますが帰るまでに2・3時間かかると考えておくと良いです。献血者の健康管理のためだけじゃなく、輸血を受ける患者さんにも関わることなので、問診には嘘偽りなく答えること。血圧測定にヘモグロビン濃度の測定、血液型の判定もします。このときに貧血の心配がないかも分かります。

採血方法は2種類。【全血献血】は血液中のすべての成分を献血する方法で、採血に10〜15分かかります。【成分献血】は血液中の血小板や血漿だけを採取する方法で、体の負担は少ないのですが、血液の一部を体外に取り出して残りを体内に戻すために40〜90分かかるそうです。自分は早く終わる【全血献血】にしました。十分に水分を摂取して、トイレも済ませて、採血ベッドに移ります。採血中も水を飲むよう、ペットボトルを渡されます。とにかく水分を摂るのが大事(o^-‘)bポイント

両足のクロス運動をしながら、テレビのついた椅子でボーッとすること約15分。スマホなどの持ち込みはOKですが、片手しか使えないのでちょっと不便です。出来たてほやほやで泡立っている、自分の血で膨れた400mL輸血パックが出来上がるのを見るのは新鮮でした。しかしそのあと血圧が80台のまま、なかなか上がらなくて焦りました。3回目の測定でようやく100台になり、ベッドから解放されました(´Д` )ハァン

「30分は休憩していってください」「飲み物を2杯は飲んでくださいね」という指示通りに、休憩スペースで過ごします。無料のホットカフェオレとオニオンスープ、お菓子を頂きながらひと息。次回の採血可能日が記された献血カードを貰い、今日は安静に過ごすように、帰り道も気をつけるようにと見送られつつ、献血ルームをあとにしました。自分は幸いにもこれまでの人生、大病にかかることも事故に遭うこともなく、いたって健康に過ごしてきました。指紋を登録したり、目の前で自分の血を調べられたり、いろんなことが初体験でなんだか面白かったです。

久しぶりに食べたムーンライトとばかうけ。

夜は東京三大豆大福のひとつ、【松島屋】の豆大福の食べました。【群林堂】(去年の備忘録参照)より小ぶりで、生地はしっかりしていますが薄くて、あんこの割合が多かったです。甘さも塩気も全体的に控えめで、素材の味を中心にした豆大福といった印象でした。好みの問題ですが、自分は群林堂に軍配が上がります(-ㅅ-)ウム

デヴィッド・リンチ監督の訃報に胸が痛みつつ、充実した一日でした。

1個210円。ぷっくりしていて可愛い。

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1月18日(土)。【BLACK HOLE】マグカップが届きましたいえーい。真っ黒でゴツくて重くてかっこいいです。ロゴの部分だけ凹んでいますヽ(=´▽`=)ノキャッキャッ

中身のドリンクは分かりづらい。