12月8日(日)。姉の誕生日のお祝いをしに、GW以来の西荻窪に向かいました。車内広告がシルベスター・スタローン主演ドラマ『タルサ・キング』を推していて、少し前の自分ならテンションが上がっただろうにトランプ支持者となってしまった今は哀しい気持ちになりつつ、無事に到着。今年のプレゼントは食事を奢ることになっていて、本人のリクエストで【Typica(ティピカ)】というお店に向かいます。

カレーとパフェとドリンクのコース3500円を注文しました。カレーは《味噌キーマカレー》。日本のお米と違う細長いサフランライスに、スパイスたっぷりのまろやかでコクのあるカレーが美味しかったです。なにが使われているのか分析したかったんですが、スパイスに詳しくないのでよく分からない( •́ω•̀ )ショボン


雪だるまが可愛い季節のパフェこと《柑橘とホワイトチョコレートのパフェ》。真っ白なローズマリーアイスと、ザクザクした塩クランブルが美味しかったです。まわりの雪はチーズクリーム。一番下はさつまいもとみかんのサラダが沈んでいて、けっこうお腹にたまります。姉が頼んだ季節のパフェは《洋梨のパフェ2024》。はじめて生ハムで包んだ洋梨を食べました。こちらは底のほうのルイボスパンナコッタとフレンチトーストが格別でした。


お店のコンセプトなのか全体的に甘さは控えめで、パフェなのに重くありません。非常に繊細で複雑な、はじめての食べ物を口にしている感覚が強かったです。珈琲は雑味がなくカフェラテの泡ごと美味しかったし、パフェは口が広いものより筒状のグラスのほうが層が重なって楽しいという発見もありました(ㆁωㆁ*)キラーン

ただ店内が手狭で落ち着かないことと、フレンチのコースを食べているような感じで、味わい深いけれどもう一度食べたいかと聞かれると、微妙なところです。ピザとパスタがいいや、みたいな。個人の好みですし、こんなにテンションの上がる不思議スイーツを体験する機会をくれた姉には感謝したいと思います(*´꒳`*)ムフー

昼食のあとは、正月まで会わないので渡したクリスマスプレゼントを置きに姉の家に寄ったり、古着屋さんを見て回ったり、母へのお土産に【The Hole In The Wall】のケーキを購入したりしました(第19週の備忘録参照)。またサウナに行く案もありましたが、今回は泊まりじゃないので風邪ひきそうで怖いので、西荻窪から一駅先の【吉祥寺】へ。


【猿田彦(さるたひこ)珈琲】でホットを1つだけ買って、【井の頭(いのがしら)公園】に向かいました。野外ステージのベンチに座り、姉が【The Hole In The Wall】で買ってくれた《ミンスパイ》1個300円をおやつに頂きます。ミンスとは細かく刻むという意味で、イギリスではクリスマスシーズンに食べるんだそうです。ドライフルーツとスパイスが詰まった大人な味のスイーツでした(*¯ч¯*)モグモグ



吉祥寺の古着屋さんはアメカジ系が多い印象で、アクリルなどの化繊が苦手な自分は、惹かれるアイテムに出会えませんでした。PARCOにアトレ、東急百貨店などのデパートが多く、この街に比べれば西荻窪は牧歌的かもしれないと、人口密度にクラクラします。


体が冷えてしまったので、吉祥寺マルイをブラブラしました。自分も姉も寒さに弱く、珈琲が大好きなんですが、カフェイン摂取するとてきめんにお手洗いが近くなります笑。小休憩した【ビオラル】では、ノンカフェインのハーブティー150円を注文しました。ティーバッグですが香りがキツくなくてまろやかな味で美味しかったです。ポカポカになりました。


夕食までの時間をどう過ごすか整理して、再出発。姉は仕事関係の手土産に【御門屋(みかどや)】の揚げ饅頭を、自分は1951年創業の老舗の和菓子屋【小ざさ】の最中を購入しました。【stockmart(ストックマート)】ではまだ見ぬコストコの商品を眺めたり、【北海道どさんこプラザ】では北海道土産の誘惑と戦ったり。【ジュンク堂書店】の絵本作家・酒井駒子グッズコーナーも目の毒でした。【キデイランド吉祥寺店】はbt21の取り扱いがなく、SHOOKYちゃんたちはいなかったです。なんでだ( º言º)ギリィ

夜は【ど韓(かん) 吉祥寺】へ。参鶏湯(サムゲタン)1100円、海鮮チヂミ980円、ライス1つをシェアして食べる、軽めの夕食にしました。騒々しいお店でしたが、新大久保に比べるとずっとリーズナブルなのが有難い。大きなスクリーンでは、KPOPのMVがずっと流れていました。


参鶏湯のお肉はホロホロに柔らかく、苦手な軟骨もコリコリと簡単に食べられて美味しかったです。体に栄養が染み渡る感じ。スマホオーダーの回線が繋がらなかったり、クチコミ割引が分かりづらかったり、お店の人の対応にちょっとムッときたんですが、せっかくのお誕生日の締めなので、姉が気分を害してないといいな。
わりとグダグダした、もといのんびりした休日のお出かけでした。あらためてHappy Birthday姉!(o^-‘)bイエーイ
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12月9日(月)。昨日購入した吉祥寺【小ざさ】の最中を食べました。可愛いきのこのカタチの皮に、ねっとりとした餡は豆感もあって甘みも強め。黒あん3個・白あん2個の計5個入りで510円って、あまりに良心的すぎやしないだろうか。こういう老舗が近くにあったら、手土産に困らないですね。開店前に並ばないと買えないという羊羹も、いつか食べてみたいです(*°▽°*)ワクワク

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12月10日(火)。今年書いた備忘録を見直して、頭を抱えました。5月からDIYをまったくやっていない自覚はありましたが、完全に食べ物ブログと化しているorz
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12月11日(水)。鍋も入れて、作り置きおかずを12品作成。

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12月12日(木)。昨日から体調が悪かった母が、本格的に風邪をひきました。38度の熱があり、咳がとまらなくて眠れていないのが厄介、食欲もないのが心配です。コロナでもインフルでもないのは幸いですが、母の風邪は今年2回目です。
今シーズンまだ使ってなかった加湿器をON、大根はちみつ茶を作ってお粥を炊いて、ドラッグストアで葛根湯のドリンクタイプと経口補水液のゼリーを補充、姉(母の職場の社長)に連絡、コンビニからファックスを送信など、雑務をこなしました。親が歳をとると、ただの風邪から突然死、なんて可能性も頭を過ぎるようになります。父より先に母が、というのは自分にとって人生最悪のパターンなので勘弁してほしい(´Д` )アアン
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12月13日(金)。大好きなパン屋さんのシュトーレンを購入しました。クリスマスの1番の楽しみといっても過言ではないシュトーレン。来年こそは自分で作ってみたいです(`・ω・´)キリッ

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12月14日(土)。【BLACK HOLE】の冬の通販が始まり、マグカップを購入しました。最近散財してるのでトレーナーはがまん泣。届くのが楽しみです((*’ω’*))ソワソワ
自分のクローネンバーグ初鑑賞作品、『ヒストリー・オブ・バイオレンス』を見直しました。主人公のトムは小さな田舎町で家庭を築き、善良な市民として暮らしていた。ある夜、自身が経営するダイナーが強盗に襲撃され、相手を返り討ちにしたことで地元のヒーローとして称賛される。しかしその報道をきっかけに、トムと家族にマフィアが付きまとうようになる……。

作品評価が高かったことと、『ロード・オブ・ザ・リング』のアラゴルンことヴィゴ・モーテンセンが主演だったことが、当時の鑑賞理由だったと思います。おもに俳優2名の顔のせいで殺伐としていて暗くて恐い印象と、人体破壊描写、夫婦が自宅の階段で凄いセックスをすることしか記憶に残っていませんでした。が、見直したら普遍的なテーマをスマートにコンパクトに描いていて、またしても監督の手腕にシビれてしまいました。
マフィアであり殺人者だったトムの名前や経歴は偽りですが、夫婦として、親子としての愛情に嘘はなく、これまでの絆が消えるわけでもない。そこに家族の葛藤があります。知ってしまった以上もとには戻れないのに、暴力という手段を持った男を自分たちは受け入れていいのか。家庭を維持することはできるのか。しかしクローネンバーグ監督は、愛はすべてに打ち勝つことを描き続けている監督でもあります。カトラリーの向きを間違えながらも、父のぶんの食器を用意する娘。母の顔色を伺いつつ、食べ物の乗った皿を促す息子。お互いに涙を滲ませながらも向き合おうとする夫婦の姿に、自分はそんなに暗い気持ちにならなかったのでした(•ω•)ウン