7月13日(日)。先週観た『スーパーマン』のエンドロールにかかる【Teddybears(テディベアーズ)】の“punkrocker(feat. Iggy Pop)”の歌詞を調べて涙ぐんでしまった。親切で、純粋で、善良であろうとすることが、今の世の中においては真に反抗的=パンクである。徹底して神としてのスーパーマンを描いたザック・シュナイダー監督のスープスも嫌いじゃないんですが、今の社会に必要なのはケントさんち自慢の優しい子でしょう。《Mr.テリフィック》無双シーンの【Noah and the Whale(ノア・アンド・ザ・ウォール)】の“5 Years Time”も素敵な曲でした(*´Д`* )ジーン
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7月14日(月)。母の畑のミディトマトがやけに固いので加熱して卵と炒めました。アスパラはベーコンじゃなくて豚バラ巻き。細いアスパラは皮を剥いても口のなかに繊維が残ったりして、夏野菜は扱いが難しいです(-△-)ウーム

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7月15日(火)。母がNetflixに加入したので、話題のオリジナルドラマ『アドレセンス』をイッキ見しました。
各話ワンカット撮影、作中リアルタイム約60分間の話として進行する本作は、本国イギリスにおいては国会で取り上げられるほど注目されたそうです。その背景には21年にリヴァプール、23年にクロイドン、24年にサウスポートと、10代の少年による少女刺殺事件が相次いだイギリスの社会問題があります。
中学生のジェイミーの自宅に警察が突入し、取り調べに至るまでの第1話。イギリス警察における(未成年の)逮捕・勾留・事情聴取までの手続き上の流れが事細かに描かれているのが新鮮でした。司法制度の良いところを感じると同時に、それでも公権力とは関わり合いたくない気持ちが入り混じります。

ジェイミーの取り調べを担当した警官2人が、学校の聞き取り調査に向かう第2話。ビデオをただ流すだけの授業、中学生の口から出る【マノスフィア(男性至上主義集団)】【インセル(いわゆる非モテの弱者男性)】などの言葉、インスタの絵文字の言外の意味に驚きました。しかし陰謀論者が使う〝赤い薬(レッドピル)と青い薬〟のモチーフ、その元ネタである映画『マトリックス』を知らない中学生の反応に一番頭がクラクラしてしまった(°Д°; )ヒエエ

ジェイミーがどういった人間なのか探ろうとする臨床心理士との、会話劇であり心理劇である第3話。本作の白眉です。13歳の少年にすでに内在している女性蔑視の思考、男尊女卑的価値観。格上だと示さないといけない、暴力的なほうがモテるという思い込み。弱みに付け込んで言うことを聞かせよう、性的に搾取しようとする魂胆。極めつけの、相手に好意を持っていることが免罪符になるかのような態度。「これは罠だ!」という台詞を繰り返すジェイミーは、コミュニケーションであるはずの対話がパワーゲームだと勘違いしている。本当に罠があるならば、それを仕組んだのは、陥れようとしているのは、自分自身なのに。

3話の衝撃からすると蛇足のようにも感じる、加害者家族に視線を向けた第4話。2話でも世代間の断絶、SNSの悪影響が描かれますが、根底にあるのはこの家族、この夫婦の〝円満〟の在り方なのではないかと考えてしまいます。親世代はこうしてやってきたし、これからもそのようにやっていけるのかもしれない。しかしそのモデルケースは現在の若者の人間関係に通用するだろうか?ありふれた両親の不均衡な男女の在り方、その極端な帰結がジェイミーの凶行ならば、同じ事件はいつどこででも起こり得るというのが本作の問題提起なのかもしれません。
「よく親父に殴られた」「自分の子に同じことはしないと誓った」「俺はしなかっただろ?」というジェイミーの父親の言い分が、うちの父も昔同じことを言っていたなぁと思い出してうんざりしましたヨ((´Д` ))ゲンナリ

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7月16日(水)。デヴィッド・リンチ監督マラソン『インランド・エンパイア』鑑賞。

正直さっぱり分からなかったので感想が書けません(潔し)。この作品に比べたら『ロスト・ハイウェイ』も『マルホランド・ドライブ』もはるかに分かりやすいと思います。ホラーというより悪夢に近いんですが、【ニーナ・シモン】の“Sinnerman”という曲がかかるエンドロールのおかげか、謎の疾走感と多幸感すらありました。これだけなにも分からないのに、観ているあいだは退屈もしなかったのが不思議。

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7月17日(木)。マラソン番外編、『デヴィッド・リンチ:アートライフ』を鑑賞。
↓の本に書かれている内容の一部、幼少期からデビュー作『イレイザー・ヘッド』に至るまでの歩みを、リンチ監督自身が語ったドキュメンタリーでした。当時の写真や映像作品を挟みつつ、現在のアトリエでの様子が映し出されます。リンチの独特のトーンのダミ声が好きなのでたまりません。彼の描く絵は不穏な作品が多いですが、字はどことなく可愛いところも好きです(*´∀`*)ウフフ

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7月18日(金)。職場の新人研修をひとりで頑張っているご褒美に、滷肉飯(ルーローハン)のお店を再訪しました。去年より値上がりしてましたがそれでも安い《滷肉飯スープ付きセット》1010円、《台湾カステラ》ハーフサイズ450円を注文。八角などのスパイス香る甘辛な豚バラの角煮、食感が楽しい太いメンマ、栄養価的にも有り難い小松菜炒めと、半熟卵がまるまる一個。角煮と同じタレが滲みた厚揚げが不思議というか量増しかな?と思いつつ、これはこれで美味しかったので全然オケ(o^-‘)bグッ

台湾カステラはほのかに温かく、パンケーキみたいにハチミツがかけてありました。ふわしゅわ食感で、冷やすとスフレチーズケーキみたいな感じになるのかも。今度は鶏肉飯(ジーローハン)も食べてみたいです((* ॑꒳ ॑*))ワクワク

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7月19日(土)。【参議院選挙】の期日前投票に出かけました。候補者も比例代表も共産党に入れました。死に票になる可能性を考えないわけじゃないけど、投票は自分の意思の反映なので応援したい人に投じるようにしています。
あまりの暑さに今ならお腹が冷えても平気だろうと、友人おすすめのタリーズの《グレープフルーツセパレートティー》を飲みました。アールグレイとグレープフルーツがこんなに合うなんて知らなかった。ストレートだと大人な味わい。今度はシロップ入れて甘くしたいです(*¯ч¯*)ゴクゴク



