8月4日(日)。お祭りには行きませんが、【銀だこ】の路面店に入りました。銀だこは揚げ焼きっぽくしてあるのか表面がカリッと香ばしいところが大好きです。粉ものとソースの組み合わせってなんでこんなに美味しいんだろう。お好み焼きを作って食べたくなるときがあるんですが、家でやるならおたふくソースは必須、でもソースを買ったら定期的に作らないといけない、と考えて躊躇してしまいます。ヘルシーな味ぽんで満足できたらいいのに(´Д` )アアン

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8月5日(月)。『ハウス・オブ・ザ・ドラゴン』シーズン2の最終回でした。本家『ゲーム・オブ・スローンズ』に比べると、脚本が亀の歩みすぎやしないだろうか。ターガリエンの私生児たちがドラゴン騎乗者になる展開は、本編の200年前という設定なのに未来の出来事のように感じられて違和感を覚えました。もしその記録が残っていたら、本編でジョン・スノウがドラゴンを手懐けたときに彼の出自に気づく人間がいてもおかしくないだろうに。女王レイニラが娼婦ミサリアと心を通わせる展開はよかったんですが、より現代的だなぁと思います。なんだかんだと文句を言いつつ、次のシーズンも観ちゃうんでしょうね(=ω=)ウーム

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8月6日(火)。昨日は賞味期限を3日過ぎた低脂肪乳を飲んでお腹を下し気味だったんですが、この日は朝から頭痛でした。また脱水症状だったんでしょうか?どっちが原因か分かりません。仕事休みを一日中寝込んで無駄にした気持ちで悔しいです(-△-)グヌヌ
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8月7日(水)。1日遅れですが、広島が舞台である『この世界の(さらにいくつもの)片隅に』を自宅鑑賞。
通常版は劇場で観ましたが、遊女・リンさんのエピソードを追加したロングバージョンを観るのは、今回がはじめてでした。公開当時はとても感動したし、今もいい作品だと思っていますが、近年のアニメ作品に『スパイダーマン:アクロス・ザ・スパイダーバース』と『ミュータント・タートルズ:ミュータント・パニック!』があって目が肥えてしまったのか、アニメーション表現が弱く感じる自分にビックリしました。進化のスピードが早すぎる。
主人公・すずさんがお嫁にいく呉(くれ)市のお家は、いい人たちなんでしょうけど……それでも当時の嫁という存在に対する扱いには、モヤモヤしますね。のほほんと笑って過ごしながらも、実はハゲができるほどストレスを感じているすずさん(;ω;)メソメソ
話変わって、この日は数ヶ月ぶりに推しのSUGAことミン・ユンギ氏からの生存報告が届きました。しかし電動キックボードによる飲酒運転の謝罪文で、オイオイオイ∑(゚д゚lll)となりました。駐車するときに転んだだけ、なんて問題じゃない。怪我なんてひとつもしないでほしいし、人やモノを巻き込んだら目も当てられない。今回は運が良かったんだと思います。【슈취타(シュチタ)】という大切な看板番組に自分で泥を塗ってどうするの。反省しなさいまじで(`Δ´;)ンモウ!
本人も今頃、死ぬほど後悔していると思います。ちゃんと自分を省みれる人だって、その信頼は揺らいでいないです。断酒しろとまでは言わないから、これを機会に判断を誤るほどのアルコール摂取は控えてほしい。

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8月8日(木)。夏バテ対策に、豚こまの生姜焼きを大量に作りました。彩り豊かなパプリカはとろとろの蒸し焼きに。アスパラはシンプルにバター炒め。

明日見る予定の新作に備えて『ツイスター』を28年ぶりに自宅鑑賞。

有名な牛のシーン以外、なにも覚えていなかったです笑。こんな竜巻とメイおばさん大好き!精神で結ばれた、陽キャオタクしか出てこない映画だったっけ。頭のおかしい人たちに囲まれて連れ回される精神科医(一般人枠)が気の毒すぎる。竜巻シーンは今観ても見応えのある特撮で楽しかったです。故フィリップ・シーモア・ホフマンが出演していたのにビックリ(o^^o)ホクホク


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8月9日(金)。前作の予習はまったく必要なかった続編『ツイスターズ』を鑑賞。
今回はこの5人で話が進むのね、と一作目のノリで見ていたら、冒頭でいきなり3人も死ぬのでたまげました(前作『ツイスター』は災害規模のわりに人が死なない映画だった)。そんなふうに恋人と友人を亡くした主人公が、ふたたび竜巻と対峙して被災した人々を救いたい意志でトラウマを乗り越えていく、真っ当な筋立てがよかったです。主演のデイジー・エドガー=ジョーンズの出世作『ザリガニの鳴くところ』は今度観てみよう。『トップガン:マーヴェリック』のハングマンでお馴染み、グレン・パウエルの魅力も全開でした。竜巻をお祭り騒ぎで追いかける迷惑YouTuberかと思いきや、被災者に食糧提供したりと草の根活動もしているナイスガイ。反対に主人公の元チームメンバーで唯一生き残った友人は、被災地を支援するかのように見せかけて搾取する悪徳不動産業に加担していたりと、登場人物の印象が一変する展開もよかったです。本編の終わり方もエンドロールも気が利いている、エンタメとして大満足な1本でした(*´꒳`*)ムフー

昼食はサブウェイのチリチキンサンドを食べて、食後は友人2人が好きだというタリーズのセパティー(冷)とハニーミルクラテ(温)で迷って、温かいほうを注文。


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8月10日(土)。ずっと観るのを躊躇していた『地の群れ』を自宅鑑賞しました。
本作を知ったきっかけは【映画木っ端微塵】というイベントの《戦争映画特集》だったと思います。てらさわホークさんの「原爆被害者と被差別部落民がいがみ合う、差別の煮こごりみたいな映画」という紹介に、そんな映画があるの!?と恐る恐る観てみたら、まさに憎しみの連鎖に気が遠くなるような作品でした。
まず主人公の設定が凄すぎる。炭鉱で働いていた10代の頃に朝鮮人の少女を妊娠させて、自分の経歴に傷がつくからと知らぬふりをしていたら、少女は自殺してしまう。やがて彼は医者になり結婚もしたが、そのトラウマからか子どもを欲しがる妻に内緒で薬を飲ませて、堕胎するように仕向けている。診察の合間に酒を飲むアル中でもあり、とても褒められた人物ではない。さらに長崎の原爆で父親を亡くして、本人もおそらく被爆者である。死に際の父に、生き別れた母について尋ねる内容からは、母親が被差別部落の出身であることが伺える。さらには山村工作隊(アメリカの占領と中国共産党の影響を受けて、日本の山村地域に遊撃隊を結成させ、やがて人民解放軍に発展させる目的で学生党員を派遣した、共産党の組織活動)に参加していたりと、設定がてんこ盛りすぎてわけがわからない。
そんな主人公の過去の記憶とともに進行するのが、被差別部落の少女が見知らぬ男に暴行された事件である。去り際に「俺はお前の家を知っている。お前が部落だとバラすぞ」と脅してきたその男は片手に手袋をはめていて、肌にはケロイドがあった。
本作に登場する長崎の原爆被害者たちが多く住む【海塔新田(かいとうしんでん)】なる集落は、架空のものだそうです。もしかしたら名前を変えているだけで、実際にそういった場所があったのかもしれません。レイプ犯の肩を持つ気は微塵もないけれど、「海塔新田の人間は嫁にもいけんし、嫁もとれん」という蔑みの言葉からは、犯人の境遇が伺えます。
主人公の診療所を訪ねる母親は、衰弱する娘の症状が原爆病に似ていると言われても、頑なに認めようとしない。「周りから隠していたと思われる」「原爆は関係ないのに娘の一生がめちゃくちゃになる」「海塔新田みたいに思われる」「自分はほかの人みたいに(海塔新田を)変なふうに考えてるわけじゃない」という母親の口調は、SNSのクソリプにそっくりです。目の前で娘が死にかけてるのに、自分が被爆者かそうでないかがそんなに重要か。権力者を批判するでもなく、自分たちよりもさらに下の人間、社会的弱者を叩く日本の国民性にうんざりします(||๐_๐)ゲンナリ

「海塔新田が変な部落なら、長崎だって広島だって、日本中がそうじゃないですか!」。この台詞を言わせたいがために、主人公の設定はてんこ盛りなんだと思いました。すべてのことに繋がりを持つ当事者。すべてが他人事ではない。
舞台である佐世保(させぼ)は、米軍基地があると同時にカトリック教会が多い街だそうです。印象的に繰り返される、マリア像の頭部が砕け散るイメージ。『羊たちの沈黙』の原作小説でレクター博士が調べていたように、教会に避難したのが原因で亡くなった信徒がいるのなら、神はどこにもいないでしょう。長崎に限らずとも。
話の内容もさることながら、ネズミの映像がキッッッツいので万人におすすめできる映画ではまったくないんですが、この劇薬をたくさんの日本人に呑んでほしい気持ちはあります。頑張って観てよかったです(´Д` )ツカレタ…