冬支度DIYその4:アルミアングルでレール作り。

あとは《アルミアングル》を敷くだけ!簡単!(*’▽’*)と軽く考えていたら難航したレール作り─────原因はひとえに、実際の寸法を測って計算せず、思い込みで材料を購入したことにありました。

最初に買ったアルミアングル(様々な用途で使われるアルミ素材の棒材。軽量で安価)は、《25mm×25mm×厚1mm》のものでした。角材が24mm、アルミアングルの厚さ1mm、=25mmのアングルがジャストフィット!と自信満々に帰宅。

確かに窓と額縁に挟まれるレールに、25mmはぴったりです。しかし窓が倒れるのを防ぐ〝ヘリ〟の部分も25mmでは、角材で作った窓枠もすべてレールに隠れて見た目がおかしい。そのことに、実際に二重窓を重ねてみるまで気づけなかったのでした(T_T)

このときは購入店で返品・交換してもらえましたが、後日同じ失敗をまたやらかします。

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Day.8。

次のアルミアングルは《25mm×5mm×厚08mm》を選びました。残念ながら長さは1mのものしかなかったので、2本使って1本のレールにするつもりでした。金属ノコギリは持っていますが木材以上にカットが難しそうだと考えて、ホームセンターの資材カットを利用しました(料金は合計300円くらい)。

帰宅してすぐに作り始め、またしてもサイズを間違えたことに気づきます……。DIYは、思い込みで作らないできちんと寸法を確認することが大事だと、つくづく思い知りました。

アングルをマステで仮留めして、ビスで固定しようとしたところ。

作り終えた二重窓と窓の額縁の隙間を測ったら、10mmないし8mmの隙間がある─────5mmのヘリの低さでは、窓を支えられずに倒れてきます。いつのまに縮んだのか、当初に決めた寸法よりも小さく仕上がっていた二重窓……。

おそらく角材を45度カットした過程で小さくなった模様。

そのほかにも問題はありました。その1、アングルを2本並べてレールにすると、窓をスライドさせたときにガタつきがあること。その2、アングルを敷くのにビスを使うと、窓枠に引っかかって塗装がハゲそうなこと。

うう……またしても買い直し……資材カットしてもらったし、ビスで穴を開けたから返品不可なのに……。

ぴったり敷いていても気になるガタつき。
もっと小さいビスを使えばいいのかもしれないが……。

買い物に2回も失敗すると地味に心が折れますが、つまり《25mm×10〜15mm×厚1mm×長さ2m以上》のアングルが必要だということが、これでハッキリしました。しかし近隣のホームセンターに求めるサイズは売っていません。

どうしよう……(`‐ω‐´)ウームと悩んで、まず(角材が24mmだからそれにぴったりな25mm×厚1mmじゃないと!)という固定観念を捨てました。15mmでも20mmでも窓枠の半分がアングルに乗っていれば、問題なく窓はスライドできます。レールとレールのあいだに隙間があっても、そう目につく部分でもありません。そう決めたら商品サイズの選択肢がだいぶ広がりました。

ちなみにアングルは厚みが増すほど、お値段が高くなります。

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Day.9。

そして購入したのこちら。《15mm×15mm×厚08mm、長さ3640mm》艶なしブロンズ、税別829円。

25mmのレールは諦めましたが、それでも上に乗る窓枠が24mmなので、15mmくらいの幅はほしい。ヘリの高さも同じ15mmなのは高すぎるけれど、そのぶん窓が落ちる心配がありません。

なにより不等辺(幅が違う)アングルは、長さ1mのものしか売っていなかった。反対に等辺(幅が同じ)アングルは、長さ3m以上のものがあり、一品で2本のレールが作れます。これはおいしい!

なによりも嬉しかったのは、不等辺アングルを探していたときは目に入らなかった、マットな茶色のアングルを見つけたことでした。ウォールナットの窓枠にぴったりで、おしゃれ度アップです!・:*:・(*´∀`*)・:*:・パァァ

ようやく決まった今回の材料たち。

難点を挙げるとすれば、15mmのレールの高さでは二重窓を外すことができなくなります。しかしレールをビス留めではなく、原状回復可能なマスキングテープ+両面テープで貼りつける方法に変えました。窓を外すためにレールを剥がすのも、また元に戻すこともそう難しくないと考えます。

もう間違えない!今度こそ完成させる!!とホームセンターでまた資材カットしてもらって帰宅。レールを敷く位置をL字定規で測って、マスキングテープの上に両面テープを貼っていきます。マステはベタベタした粘着跡が残りません。その上に両面テープを貼る使い方は、とても便利です。

鍵が二重窓に当たると回らなくなるので注意です。

アルミアングルが幅15mmなので、マスキングテープは12mm、その上に貼る両面テープは10mmのものを選びました。はみ出さないように余裕のあるサイズの購入をおすすめします。

サッシから30mmあけました。
剥離紙を剥がしてレールを置きます。

1本目の下レールを敷きました。L字定規で2本目の位置を確認しながら、同じ作業を繰り返します。

30mmずつ間隔をあけます。
下レール2本目が完了。

ここで注意点─────さっそくやらかした失敗ですが。15mmのヘリの高さは窓を外せない、つまりあとから窓を入れ込むことも不可能です。なので同じ位置のレールを上下共に作ったら、次のレールを敷く前に、必ず窓をはめること!

下レール3本目。やっぱり《艶なしブロンズ》にしてよかった♡

それと上のレールを貼るのは昼間がいいですね。日が暮れるとなにも見えん……(´Д`)

上レールはやはり大変だった。首と腕がぁぁ。


完成〜〜〜〜〜!!!ヽ(=´▽`=)ノ


うう、レールを敷くだけなのになぜこんなに苦労することになったのか!(※寸法を考えて購入しないから)

しかしその甲斐あってか、なんだかとっても愛おしい窓になりました。玄関を通るたびに嬉しくなって、意味もなくスライドさせてみたりして(´∀`)エヘヘ

断熱効果のほどは計測していないのですが、朝と夜、二重窓のあいだに手を入れると、ヒヤァ…っとした冷たい空気に確かに触れるので、作った意味を感じています。冷えた窓のあいだにもう一枚の窓があるだけで、見た目にも温かいような気がしますしね。

この調子で、次は台所の二重窓を作成します!

Before。
After!