冬支度DIYその5:台所の二重窓作り。

いろいろと残念なところも多いけれど、無事に完成した玄関の二重窓。ずっとやりたいと思っていたことを、ようやく実行できた達成感。

当たり前といえば当たり前なのですが、実際にやってみないと本当に自分にDIYが出来るのか、わからなくて。やればできるんだな〜という充実感は、そのまま自信に繋がりました。この調子でどんどん家を心地よくしたい!と、手作りの窓を眺めては意欲が湧いてきます。✧( •̀∀•́ )✧キュピーン

今回は同じく二重窓を、面格子を壊してカビとりした台所の出窓に作っていきます!

雨の日の結露した窓の様子。またカビる!

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材料も作り方も玄関と同じなので、そんなに書くことがないかもしれないな、と思いきや。さっそく自分がイメージしていたDIYが、難しいことが判明しました。いや、家の造りをちゃんと観察できていなかっただけなんですけど……(-ㅅ-)

台所の出窓は、上部が傾斜しています。その手前のシンクの上には、よくあるキッチンの吊り下げ棚。この窓と吊り下げ棚のあいだの木枠部分に、二重窓のレールを敷く予定でいました。

しかしまさにその木枠部分に照明が設置されていて、よーく眺めると……レールを敷くような余地がありません。照明が手前で二重窓が奥、が理想だったのですが、それ以前に窓を置いて、開け閉めできるのかどうかすら怪しい……。

傾斜のある出窓と吊り下げ戸棚のあいだにある照明。

この照明は直付けなので、業者を呼んで《引っ掛けシーリング》に替えてもらうことも考えました。照明をおしゃれなものにしたい気持ちもあるので、それはアリです(費用は1万円かからないくらい?)。しかし引っ掛けシーリングに変えてもらったとしても……………木枠内にレールを敷くのが無理そうだということは、配線の位置から見て取れます。うーん、どうしよう(´Д`)コマッタ

蛍光灯を外すと見える配線。

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Day.10。

とりあえずレールを敷く位置は二重窓を置いてみて考えよう、と作業開始。玄関と同じく《溝付き角材》をワトコオイルで塗布します。

玄関の二重窓作りのときは、自分でもこれで合っているのか自信がなくて、サイズに関する記載をしていませんでした。ヨコの寸法は、窓を作る場所の全長を半分に割って、角材の幅の半分を足したものが、窓1枚分の長さになります。角材の幅の半分、というのは、窓が重なる真ん中部分のことです。

タテの寸法は、《アルミアングル》の厚みと窓のスライドを加味した長さ─────と思っていたのですが。今回、失敗とともに新たな要素を発見したことをあらかじめお伝えしておきます( ̄▽ ̄;)ハハハ

今回の寸法メモ。
角材の長さの確認と、再度ゴムパッキンのカビとり中。

寸法チェックが終わったら《マイターボックス》とノコギリで角材を切ります。今回は始めから45度カットしました。そしてマイターボックスの正しい置き方は!こう!!⤵︎⤵︎⤵︎

前回と同じ過ちは繰り返さない……!

角材はそれぞれ違った木目があるので、窓になったときの全体のバランスをチェックします。8本すべて切り終わったら、《コーナークランプ》と木工用ボンド、電動ドライバーとビスの出番です。

カット前にどの角材を上下左右に使うのか決めておきました。
クランプは2つあれば十分だったかも?

今回はドライバービットのセットも、窓枠作りにぴったりな大きさ・長さのビスも購入済み!電動ドライバーでのビス留めは本当に、本当に楽ちんです電動ドライバー大好き!!ヽ(;▽;)ノ

作業スピードが段違い!
45度カットも、前回よりキレイにできました♡

この日はもう一度《カビとりいっぱつ》しました。本当に根本までイってるカビは、なかなか取れず……それでも全体的に真っ黒だった頃と比べれば、段違いにキレイになったと思います。

カビとりAfter。

窓枠ができたので《ハモニカーボ》をカットします。溝の深さは10mm。タテ幅もヨコ幅も、内寸に+20mmずつ足します。前回はカットしたハモニカーボをそのまま窓枠に入れましたが、〝中空ポリカーボネートの縁を塞ぐと断熱効果アップ!〟との噂を聞いたのでやってみたいと思います。

ポリカの縁を塞ぐと良いことは、ほかにもありました。ひとつは窓枠にポリカを入れるとき、なかなか溝にハマらなくて苦労するのですが、マスキングテープで縁を塞ぐとその引っかかりがありません。もうひとつは《中空ポリカーボネート》はその名のとおり中が空洞なので、作業中にゴミが入り込むことがあります。マステで塞ぐとその心配がないし、ついでに鋭利な縁で指を切ることもありません(経験済み)。

断熱効果の違いはわからないけど、
少しずつ作り方が進化している感じ。

そうして無事に、台所用の二重窓2枚が出来上がりました!!が、─────なかなかすべて順調、とはいかないものですねぇ………(`‐ω‐´)ウーム

とりあえずこの日はいったん作業を中断し、ベン・アフレック主演×ロバート・ロドリケス監督の映画を観に行きました。

楽しい映画でした♡

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Day.11。実際に台所の出窓に、作成した二重窓を置いてみてわかったこと。

照明が邪魔して上レールを敷けない問題については─────手前の窓用のレールだけを敷き、奥のレールは設置しないことに決めました。本来レールがないと窓が倒れてしまうのですが、レールを敷けない原因である照明が、窓が倒れるのを防いでいます。照明と吊り下げ棚の境目に、ちょうど窓一枚分の厚みの隙間があることが幸いしました。ちょっと残念な造りではあるけども、見える部分ではないし、使うぶんにも問題ありません。窓がスライドすることも確認済み。

ただ新たな問題が発生しました。ちゃんと寸法を測って何度も確認したにもかかわらず、作った二重窓が引っかかって横に滑らない……………なぜだ。

まさに築30年の家あるあるです。家の歪みによって、外側と真ん中でかなりの寸法の違いが発生しています。四隅は合っているのに、窓が動かない。

仕方がないのでビス留めした窓枠をいったん外し、角材もハモニカーボもタテ10mmずつ短くして作り直しました。

マステも貼り直し……。

(今度は大丈夫だ)と思ってアルミアングルをマスキングテープと両面テープで貼りつけて、レールを敷いて窓をはめ─────またスライドしない……………!?

なんで!?また作り直すの!!?と頭を抱え、(アルミアングルの厚みはわずか08mm、上下合わせても1.6mmなのに!?)とわけがわからず混乱していたら、母が「マステ+両面テープの厚さじゃない?」と原因を教えてくれました。それだ〜〜〜!!!(゚口゚;)とまさに目から鱗。

そんなわけで、翌日さらに窓枠のタテの寸法を短く作り直したのでした………。今回はスムーズな作業だと思っていたのに!(-△-)グヌヌ

入ったけど動かない窓orz

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Day.12。そうして出来上がった台所の二重窓がこちらになります。

正午の光で見づらい画像。

家の歪みによって一番狭くなった木枠の真ん中に寸法を合わせた結果、窓の隅はかなり浮いた状態になりました。冷たい空気が漏れそうだなぁ……と思いつつ、知らなきゃ気づかれない程度の隙間だと思いたい……。

製作者としては気になりますが……。

照明が窓の内側にあるので暗くなるかなと思いきや、ハモニカーボはあまり光を遮ったりはしないようです。ダサい蛍光灯が薄っすらと目隠しされて、これはこれでいい感じ。スイッチも内側にあるのは使いづらくなりましたが。

レールを木枠内に収めたかったのですが、かなり手前にきました。

材料はすべて玄関の窓と同じなので特筆すべきことはありません。ただ、

①ポリカーボネートの縁をマステで塞ぐ

②窓のサイズは四隅だけでなく真ん中も測る

③レールを接着するテープの厚みも計算に入れる

という新たな発見をしました。こうしてDIYの経験値が増えていくのですね……( ´Д`)ヤレヤレ

以上、台所の二重窓作りでした!