冬支度DIYその3:ハモニカーボで二重窓作り。

注文して一週間後、ロイヤルホームセンターから《溝付き角材》が届いたとの連絡がありました。やっとDIYができる!\(°∀° )/イエーイ! と受け取りに行き、ほかの材料も買い足して、ようやく二重窓作りの準備が整いました!

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Day.6。まず窓枠作りから始めます。

ゴム手袋は必須。

溝付き角材を8本用意します(ちなみに1本598円でした)。それに《ワトコオイル:ダークウォルナット》で塗装していきます。

オイルは窓の額縁側の色に合わせて選びました。塗装する素材別に色味を検証しているこちらのサイトが非常に参考になったのでおすすめです。


余談ですが角材の溝の厚みは3mm、深さは10mmでした。同じ3mm厚の《ハモニカーボ》がジャストフィットする予定。カットするときは上下左右1cmずつ大きく切らないといけません。間違えないようにしないと!(o^-‘)bポイント

内寸+20mmと覚えよう。

匂いが気になるので外に移動します。ワトコオイルをウエスに垂らし─────缶どうやって開けるの、これ……。〝外側の白いキャップを外して、中蓋の膨らみを強く押し込むと外れる〟─────なるほど。

さらに透明なキャップが出てきました。

ハケやローラーを使った塗り方もありますが、片付けがラクなウエスに染み込ませる方法で塗布しました。15分〜30分ほど放置してから、表面に残っている塗料を乾拭きで拭き取ります。1時間ほど乾かしたあと、2回目の塗布を行ない、もう一度残っている塗料を拭き取ります。乾拭きが甘いと乾燥時間が遅くなったり、表面に固まりやベタつきが生じるそうです。

サンドペーパーで磨く手順はまるっと無視(めんどい)。

最後の乾燥は24時間以上ということで、この日の作業は終了です。

すでにいい色味です♡

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Day.7。2日後の角材がこちら。同じ木材なのにずいぶん色も模様も違うもんだなぁ(•ω•)?と不思議に思いつつ、これもまた味わいなのでしょう。

完全に乾きました。

さてここから、どう考えても苦手な─────大きく長く間違えるならまだしも、小さく短くしてしまったら材料から用意し直さなければならない─────採寸・裁断作業に入ります(((=ω=)))ガタブル

直角フレームもいいのですが、なるべくおしゃれなものを作りたくて《マイターボックス》を購入しました。ノコギリを握るのもはじめて、90度カットも不安、そんな初心者の強い味方。溝にノコギリを差し込むことで、刃があさっての方向に進んでしまうのを防いでくれます。

45度、22.5度といった難易度の高いカットも容易にしてくれる優れモノ。これを使っておしゃれな窓枠作りに挑戦!するまえに、まず角材の長さを合わせてみようと思います(慎重)。

ノコギリの練習もかねて。

刃の動かし方はこれでいいのかわからない、力の入れ方に無理がある気がする、マイターボックスがどんどん削れていく、と己の使い方に疑問を抱きつつ、角材8本を切り終えました。

切り口は悪くない?

しかし慣れない作業と緊張感に、この日は力尽きたのでした……。

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Day.8。今日は作り終えるぞ!と気合を入れて、午前から作業開始です。まずは45度カットの採寸から。上下左右と斜めにする方向を間違えないように印を付けます。

角から溝のある方向へ→と覚えればOK?

木屑の粉&削れたマイターボックスの粉( •́ω•̀ )が大量に出るので、その都度ダイソンの掃除機で吸い込みつつ、角をどんどん切り落としていきます。

マイターボックスの粉、なにかに似てると思ったらウタマロ石鹸だ。
木目や色のバランス、どちらを裏表にするか考え中。

しんどい手ノコ作業が終わって、個人的に楽しい電動ドライバー作業に移ります。ここで登場するのが《コーナークランプ》。木材を直角に接合したいときに固定するための締め具です。そんなにたくさん要らないかな?と思いつつ、不安なので4個セットを注文しました。

下穴を開けるためのドリルビットも購入済み!(*´꒳`*)とウキウキしつつ、家の工具箱から小さいビス(=ネジ)を選んでいたら─────ここで盲点に気づきます。ビス留めに使うドライバービットは《マキタ(Makita) DF370DSH》に付属していた1本しか持っておらず、小さいビスに合わない─────なんでドライバービットセットも一緒に購入しなかった、自分。

はじめてのドリルビットセット。

いちおう木工用ボンドを塗って、コーナークランプで両側から固定。下穴をドリルで開けたあと、電動ドライバーではなくただのドライバー( ;ㅿ; )でちまちまビスを打ち込んでいきました。

ビス同士が接触しないように高低差を付けて、両側から。
……微妙な隙間……。

ガラス代わりになるハモニカーボ(=中空ポリカーボネート/1820mm/税別2190円)をカットします。窓の内寸に、溝の深さ上下左右10mmずつ増やしたサイズの線を引いて、カッターと定規で切っていきます。ハモニカーボは丈夫だけど、カッターを何度か滑らせると簡単に切ることができました。

大きめの刃を用意。
楽しいフィルム剥がし中、断面で指を切りました(要注意)。

家の壁を利用して、窓枠の溝にハモニカーボを入れていきます。片側がはまると片側が外れる、ということを繰り返しつつも無事に四方を収められ、ビス留めして完成〜〜〜!!と思いきや、

時間がかかりつつも、順調です。
順調……、
……なんか、ひどい出来じゃない??

二重窓自体はカタチになってるものの、45度カットした窓枠のコーナーがどうしてこんなにズレているんだろう……。ノコギリでの切り方、ビス留めの仕方、あるいは角材そのものの歪みなど原因を探っていると─────とんでもないことに気づきました。

マイターボックス、下部の片側だけ出っ張った形状をしています。本来このボックスは、作業台にビスやクランプで固定して使用することは知っていました。しかしDIY初心者は作業台なんて本格的なものは持っていません。おそらくこの出っ張りを作業台の端に引っかけて固定するのでしょう。なのに、傾斜のついた形状に気づいていなかった自分は、フラットに床に置いて作業していたのでした……。

我ながら、なんで切るとき気づかないんだろうか?

どうりでこんなガタガタな角になるわけだ( ̄∇ ̄;) ハッハッハと合点がいったものの、角材8本はすでに切ったあとなのでどうにもなりません。ズーン……と落ち込みましたが、(───こんなデタラメな切り方したのにカタチになったの凄くない?)と気持ちを切り替えて、もう1枚の窓も作り終えました(*’-^*)-☆ポジティブ!

すっかり日も暮れて、一日かかって完成した2枚の窓。窓枠の角が隙間だらけだったり、自力でビス留めしたネジが浮いてたり、ハモニカーボに乗っかって板に凹みが出来たりと、細部は不格好ですが─────ゼロから作ったはじめての家具に、この日は感動したのでした。(*´꒳`*)ジーン…

次回はなぜか窓以上に悪戦苦闘することになった、レール作りに入ります!

ハモニカーボは縦のラインを採用。