第33週の備忘録:ガードナーベルトと東京風月堂本店。

8月11日(日)。作り置きおかずを9品こしらえました。インスタで見て気になっていた、大葉とチーズを挟んだ厚揚げの照り焼きを作ったら美味しくて、母にも好評で嬉しかったです。お財布に優しいお手軽なレシピが増えるとありがたい。

大葉だけでなく薬味(刻んだ小ねぎと生姜とみょうが)入り。

前日は仕事をしていて妙に寂しいような悲しいような、虚しい気分だったのですが。ぐるぐる考えながら一晩明けて、けっきょく自分の問題なんだよなぁと、いつもの結論に至りました。そして気持ちを切り替えた翌日、ひそかにタイムアタックを目指したところ、普段よりも30分前倒しで作業を終えられて、ほんの少し達成感。

人の輪に入れないことや会話についていけないことに、コンプレックスを感じる瞬間は未だにあります。でも仕事の楽しみは自分で見い出せるし、そうあるべきだとも思う。他人に左右されてはいけない。そもそも自分、根っからの陰の者だし……ときに陽キャの輪が羨ましくても、すぐに出ていきたくなるに決まってる……。さっさとおうちに帰るのが一番(´Д` )ワカッテルノ

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8月12日(月)。これから起こると予測される南海トラフ地震のこともあり、最近まったくニュースを見ていない自分を反省して報道番組を流していたら、ウクライナとロシアのドローン戦争の様子に、ずーん……と気が沈んでしまいました。

かつて日本は特攻という名の自爆という、人命軽視かつコスパの悪いアホな作戦をやっていましたが。遠隔操作かつ無人のドローンならば効率はいいでしょう。しかしそのパーツを作っているのは3Dプリンター。一機あたりの費用は7万円。自分ミリオタじゃないけど、戦車や戦闘機のようなロマンもへったくれもない。さらに戦闘員のPTSD対策として開発中のAI搭載型ドローンは、人間の代わりに攻撃の判断すらしてくれるそうです。『ターミネーター』のスカイネットじゃん……!!((;゚Д゚))アババババ

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8月13日(火)。突然電源が入らなくなったらしい、母のノートPC。修理ではなく買い替えることに決めたそうで、仕事休みに秋葉原までついていくことになりました。駅周辺に置いてあった、少しだけ安くなる回数券の自販機がすべて撤去されていたのにびっくりしつつ、つくばエクスプレスに乗って都内へ。

壊れてしまったPCは、日本製の【マウスコンピューター】。母の代わりに自分が調達して手渡したものでした。新しいPCも同メーカーがいいそうで、店舗までスムーズに案内……するはずが、早々に迷子になりかける。原因はJRとつくばEX、乗車線の改札口の違いをコロっと忘れていたこと。街がすっかり様変わりしている!?と混乱してないで気づけよと(°∀°)テヘッ

PCはさほど迷わず購入し、配送手続きも済ませて、お次は有楽町へ。Instagramの広告を見るたびに気になっていた《ガードナーベルト》のポップアップストアに行きたかったのです。

有楽町マルイ2階で開催中。9月4日まで(2024年)

店員さんのマンツーマン接客を受けるには事前予約が必要らしく、その場で申し込み、交通会館の地下にある【いきいき富山館】で30分ほど時間を潰してから、マルイに戻りました。ベルトを装着すると重心の位置が変わるのか、ふわっと体が軽くなるのが本当に凄かったです……!!基本的な使い方に始まり、骨盤・お腹・肋骨・お尻など装着位置による体感の違い、おすすめのストレッチやボディメイク方法、お手入れの仕方など、実際に触りながら15分ほど説明してもらいました。どれぐらい紐を締めるかは本人の好みだそうです。洗濯も可能。

なにより気になっていた母の背中が綺麗なライン、すらっとした立ち姿になっていたのが、とても嬉しかったです。姿勢改善も骨盤矯正も、日常生活で変えられるというけれど……年齢を考えれば、器具に頼ったっていいはず。うん、やっぱり来月の誕プレはこれにしよう(*´꒳`*)ムフー

休憩は【東京風月堂】銀座本店のカフェに行きました。老舗らしい佇まいに、テーブルの間隔が広い、ゆったりとした空間。都内のカフェは時間制限ありのお店が基本となりつつありますが、このカフェはなんというか、お客の回転率とか採算とか、あまり気にしてない感じがします。2階の喫茶ホールの席が空くまで1階のラウンジで待つのですが、しっかりしたテーブルと椅子があって、ここでお茶すればよくね?っていう笑。本当に贅沢すぎる空間の使い方です。銀座の一等地が眺められる、窓際の席に座れたら最高だっただろうな(゚ε゚*)チェッ

松屋がある【銀座中央通り】にあります。
1階のラウンジにびっくりした。ここで待つの?

肝心のケーキと飲み物は、セットで税込1364円。銀座にしては良心的な価格だと思います。【HARBS(ハーブス)】や【キルフェボン】の1カット1000円のケーキに比べたら……!(サイズ違うだろうけどさ)(いつか行きたい)

ケーキはどれもしつこくなく、それでいて軽くもなく、ペロッと食べられる上品なお味でした。《レモンタルト》はレモン生地のむっちりとした食感と、タルトのザクザクした硬さがたまらない。《林檎のシブースト》はシャキシャキの果肉に甘さ控えめのカスタード、キャラメルのほろ苦さが最高です。意外だったのが《サバラン》で、きめ細かいブリオッシュ生地に洋酒がひたひたに沁みてるんですが、これがラム酒というよりキルシュワッサー(さくらんぼのお酒)のような爽やかさでした。お酒が効いてるのにさっぱりしたサバランははじめてです。思っていたものと違うけど、これはこれで美味しい。ブレンド珈琲は苦みが強めで、スイーツによく合う味でした。

総じてお気に入りのお店になりました。銀座でゆったりした時間を過ごしたいとき、また来ようと思います。のんびりおしゃべりしたいときにもぴったりです。老舗だからなくならないだろうし(o^-‘)bココダイジ

ケーキセットに単品ケーキを1つ追加。どれも美味しい〜。

帰宅後は、玄関先で迎え火をしました。

火を眺めるのって癒されるよね。

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8月14日(水)。銀座コリドー街でお土産に買った【銀座甘楽】の豆大福とどら焼きを食べました。美味しいんだけど、美味しいんだけど……!大福がふわっふわで、どら焼きの生地もきめ細かくて、あんこも甘さ控えめで、総じて上品すぎました。こんなに洗練されてなくていい……もっと田舎風の、食べ応えがあるやつがいい……自分が田舎者だということか?(-△-)イナカッテドコ

どちらも1つ税込206円。

どうでもいいけど甘楽って聞くと、『デュラララ!!』というラノベ作品の折原臨也(いざや)というキャラの、ハンドルネームが頭に浮かびます。ネット上ではギャルのふりをしているのが、2010年当時は驚きでした。仮想空間で女性になりたい心理って今思うと珍しくもなんともないけど、あの人はなにが目的で甘楽ちゃんを演じていたのだろうか。ふと気になってネ◯マ(正直使いたくない言葉)を調べたら、金銭目的で男性を騙したり、女性の画像を私的利用したり、犯罪に繋がるケースもあるようです。女性に憧れる男性、と単純に好意的に考えてもよくないのか。男性から見た女性像を演じるのは、実際の女性とはまた違うしね……。

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8月15日(木)。気になるところ・行った場所をメモ代わりにしている【Googleマップ】アプリを整理しました。火曜日のお出かけが思った以上に楽しくて、自分が外出に飢えていたことを実感しました。この夏はあまりに暑く、外に出ることは億劫ではあるんですが……もっと定期的にお出かけしたいと思います。よく知らない土地に行くことは、心の充足に大事。

お盆なので帰省する姉が予定より早く到着し、夕食の準備が終わっていない自分はパニックに。3人で外食してきて!と言って母を困らせたり、料理を手伝ってもらったり、バタバタしていて送り火には参加できず……。無事に4人で食卓を囲みましたが、姉のおみやげのデザートを撮るのも忘れました。成城石井のチーズケーキって美味しいよね(*¯ч¯*)”ウマウマ

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8月16日(金)。家族4人で【焼肉きんぐ】に行きました。焼肉屋さんなんて何年ぶりだろう?1人あたり税込3498円の《きんぐコース》を注文、100分の食べ放題を堪能しました。

気になるお肉はだいたい食べましたが、一番ポピュラーな味付けだと思う国産牛の《たれ焼きしゃぶ》が一番美味しかったです。冷麺やピビンパはお腹に入らず、《とろろご飯》の味とサイズがちょうどよかった。お皿に盛られてくる量はどれも少なめで、自分のようにいろんなものを少しずつ食べたい人間には嬉しい仕様です。サンチュが一皿に3枚しか乗ってこないのにはイラっとしたけど。デザートも小さめでした。

肉とサンチュでお腹いっぱいにしたいのです。

帰宅後は食べすぎたせいか頭が働かず、昼寝してしまいました(自堕落)。サブスクにもTSUTAYAにも図書館にもないので仕方なく、無断転載だろう『対馬丸 さようなら沖縄』をYouTubeで鑑賞。

1982年/日本/70分

1944年8月21日。政府は沖縄に住む老人・女性・子どもを本土へ疎開させるため、貨物船【対馬丸(つしままる)】に1661名を乗せて、那覇港を出港しました。しかし2日目の夜、鹿児島県の悪石島(あくせきじま)付近を航行中に、米軍による魚雷攻撃を受けて撃沈。1484人が犠牲となり、救助されたのはわずか1割弱の177人。乗っていた学童787人のうち、生き残った子どもはたったの59人でした。

本作はこの事件を子どもの視点から描いた作品で、三部構成になっています。戦中の不穏さを漂わせながらも子どもたちの生き生きとした姿を描く、日常パート。修学旅行気分で乗船したら仲のよかった友達が次々と死んでいく、地獄パート。なんとか生き残って本土に辿り着いたにもかかわらず沖縄へと送り返される、帰還パート。

対馬丸の凄惨な地獄絵図も見ていられないんですが、自分は三幕目に絶句してしまいました。「対馬丸について何も喋るな」と緘口令(かんこうれい)を敷かれる主人公。でも島へ戻れば当然、両親も近所の人たちも「友達はどうしたの?なにがあったの?」と尋ねます。主人公はなにも答えられない。漏らせばスパイ容疑で銃殺刑だと言われたから。でもこの子、まだ小学生だよ?

そしてふた月後には【10・10空襲】または【沖縄大空襲】と呼ばれる惨事がやってくる。父親が死に、家も焼けて、那覇市全体が炎に包まれます。エンドロールには対馬丸の犠牲になった子どもたちの名前が流れていく。その数の多さたるや……。

監督の小林治は『ど根性ガエル』の作画、『魔法少女クリィミーマミ』のチーフディレクターなどを担当したクリエイターだそうです。主人公・清(きよし)役の声優は『天空の城ラピュタ』のパズーというか『ONE PIECE』のルフィである、田中真弓。

いつも自分にこういった映画を教えてくれる、映画ライターのてらさわホーク氏に感謝を。

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8月17日(土)。ではなく昨夜ですが、母と3人で映画を観ようと、姉が選んだ韓国映画『青い塩』を鑑賞しました。

2011年/韓国/122分

自分はまったく内容を知らないので(タイトルからして海が舞台だろうからサメが出る?)(ソン・ガンホがヤクザということは、韓国ノワールお馴染みのドロップキック見れる?コップ食べる?豚足で殴る?)とワクテカしていたら、想像の斜め上をいくトンチキな映画でした。『対馬丸』を観たあとだからか、なんだか余計に心に沁みました。

ロマンスなのかノワールなのかコメディなのか、あるいはその全部がやりたいのか、場面転換は忙しなく、シーンごとにテンションが違う脚本。監視ののちに暗殺のターゲットになる相手と、同じ料理教室に通って一緒に料理してる時点で、この映画はなにかがおかしいとは思いました。クライマックスは塩で出来ているから証拠が残らない弾丸のトリック。妙に明るくて能天気かつ強引なハッピーエンド。リアリティラインはどこにあるんだこの映画。

でも、こういうトンチキな作品にツッコミを入れながら鑑賞するのは全然嫌いじゃないのです。1人だと辛いときもあるけど!(°∀°)ニョホホホホ

ソン・ガンホ主演のラブストーリーなら、パク・チャヌク監督の『乾き』が好きです。神父で吸血鬼って設定がエロい。血みどろでホラーでエロチックでコメディ。ソン・ガンホが履かせてくれた、サイズがぶかぶかな靴をずっと持っていたヒロイン(キム・オクビン)にキュンとします。