第24週の備忘録:ジンさんおかえり!

6月9日(日)。デヴィッド・クローネンバーグ監督リレー2本目『スキャナーズ』鑑賞。

1981年/カナダ/104分

失礼な御婦人が苦しんでのたうち回り、おじさんが血管を浮かせて脳みそ大爆発と、開始10分からビジュアルショックが炸裂している本作(ちなみにその頭爆発シーンは予告にあるので動画を貼るのはやめておきました笑)。クライマックスの凄まじさといい、特殊メイクを担当したクリス・ウェイラスの仕事は今観ても息を呑む魅力があります。

メンターが父親であり諸悪の根源だったとか、宿敵が兄弟だったとか、世間が狭すぎるオチも嫌いじゃないです。妊婦と薬害といえば『ローズマリーの赤ちゃん』の着想元にもなった【サリドマイド事件】でしょうか。ESPまたはサイキックと呼ばれる超能力バトルも可視化されない地味な表現ですが、超能力が実在したら光線なんて出なくって、こっちがリアルなんじゃないかしら。不気味さを含めて80年代ホラーらしい、心ときめく一本でした(*^^*)ニコニコ

個人的に電話ボックスの受話器の液状化シーンが好き。

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6月10日(月)。父が外へ出かけるとき、あまりに家の窓を閉めない&鍵をかけ忘れるので、この夏は何回やらかすかカウントしてみようかな、などと意地の悪い楽しみ方を思いついた日。こっそりやってみようかしら(°∀°)ケケケ

クローネンバーグ監督リレー3本目『ヴィデオドローム』鑑賞。

1983年/カナダ/87分

まだリレー3本目ですが、今のところ一番ストーリーが分からない異様な映画でした。必ずしも映画の主人公に共感する必要はないと思いますが、ヴィデオドローム=リアルな殺人と拷問の映像、に魅せられる主人公の気持ちはまじで理解できない……。お腹が裂けたのでとりあえず拳銃を突っ込んでみたりと、なにがしたいんだお前は。体に穴があったらとりあえず何か入れてみたい子どもといえば、まぁ自分も似たようなことをやらかした記憶ry

ヴィデオドロームの強い刺激にハマり込み、洗脳され支配され崩壊していくその様子は、奇妙なほどに今の陰謀論者とも重なります。そのモニターはブラウン管テレビ、ビデオはVHSどころかベータマックスですが、本作のテーマは古びていません。〝テレビ画面は心の網膜〟は、公開当時よりも今のネット社会のほうが当てはまる言葉じゃなかろうか。主演のジェームズ・ウッズは現在イスラエルの全面支持を表明し、パレスチナへの虐殺を煽っています。本当にヴィデオドロームに侵されてしまったのかと正気を疑いたくもなる。

《オブリビオン博士》ってネーミングセンスが凄い。

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6月11日(火)。作り置きおかずを14品ほど作ったんですが、写真を撮るの忘れました(・ω<) テヘペロ

ネットでの買い物って「自宅で楽々!便利!」っていうけど、実際はやたら時間かからない?店頭で買うのと変わらなくない?商品にしろ値段にしろ選択肢が多く、クチコミやスペックなどの情報をチェックし、気が済むまで目を通してから比較と検討、実物が目の前にないから慎重に判断。結果、一つのアイテムを購入するのに1時間以上orz

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6月12日(水)。待ちに待ったBTSこと防弾少年団(バンタンソニョンダン)の長男キム・ソクジン氏の除隊日でした!!おかえりおかえり〜ヾ(*´∀`*)ノイエーイ♪

軍施設を出てすぐ、会社で記念撮影をしてくれるバンタン。

何事もなく無事に兵役を終えられてなによりです。お疲れさまでしたジンさん!久しぶりに過去の映像ではなく今日の!今の!ユンギさんの姿も見られて、メンバー7人一緒にいる写真が上がって幸せです……!!(*´꒳`*)ホクホク

勢いでガストの抹茶サンデーを食べることを許した。

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6月13日(木)。毎年この日はバンタンの結成記念日=FESTA(フェスタ)と呼ばれるイベントがあります。除隊した翌日に単独でイベント、しかもペン1000人とハグするというジンさんに、告知が出たときは正気か!?と心配になりましたが、SNSで見た限りでは和やかで、アミたちもジンさんも幸せそうで……よかったよかった。自分は推しとハグなんて畏れ多くて無理ですがね(骨の髄まで陰キャ)

昨日に続いて抹茶スムージーを飲むことを許した。

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6月14日(金)。クローネンバーグ監督リレー4本目『デッドゾーン』鑑賞。

1983年/アメリカ/103分

交通事故により、5年の昏睡状態から目覚めた主人公。眠っているあいだに恋人が別の男と結婚して子どもまでいることにショックを受けるが、さらには事故の影響によって、手を握った人間の過去・現在・未来を見通せる不思議な力を宿していた。その能力でもって地元の事件を解決するうちに、ある政治家と遭遇する……。

原作スティーブン・キングらしい超能力者によるミステリーと、愛する人を突然失ってしまった男の悲しみを描くメロドラマ。主演のクリストファー・ウォーケンといえば『スリーピー・ホロウ』の首なし騎士なので、元・高校教師という一般人の役が新鮮に映りました。かつての恋人が夫と一緒にいるところを目の当たりにして、教え子を抱きしめながらしくしく泣くシーン好きです。

しかし注目すべきはマーティン・シーンが演じた、ドナルド・トランプにそっくりの政治家でしょうか。噂には聞いていましたが、本当に言動が似ててやんなっちゃう……。人を煽り立てる態度、大きな身振り手振り、中身からっぽな言葉、全部が大嫌いです。あいつマジ自己顕示欲だけで核ミサイルのスイッチ押しそうだから勘弁してほしい。

以下ネタバレになりますが、ヤツが死ぬ原因が主人公による暗殺ではなく、赤ん坊を盾にする自らの最低な行い、本性の露呈というのが痛快でした。結末は悲しいけれど、サラの腕のなかのジョニーは安心していて、満足そうで。誰にも理解されないまま、人知れず人類を救った男。しみじみといい映画だなぁと思ったのでした(;ω;)スキ

〝未来を見るな。未来を変えろ〟ってキャッチコピーがかっこよすぎる。

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6月15日(土)。体調不良によりダウン。